合コンで媚薬を盛られた私を助けてくれた彼に、疼く体を慰めてほしいとおねだり♡
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合コンで媚薬を盛られた私を助けてくれた彼に、疼く体を慰めてほしいとおねだり♡ (ページ 1)
―― ここは…?
目の前には見知らぬ天井があった。私は確か合コンに呼ばれて皆とお酒を飲んでいたはずだった。ふと横を見やると、マナブさんの姿があった。彼はソファですぅすぅと寝息をたてている。
―― まさか記憶をなくしたの?
羽目を外して飲みすぎた記憶もない。セーブしていたつもりなのになんで? あまり体調が良くなかったのだろうか。
―― !?
呼吸が何だかラクだと思ったら、ブラのホックが外されており、ストッキングも脱がされていた。それ以外は特に脱がされた形跡はない。苦しくないように締めつけるものを外してくれたのだろう。マナブさんは合コンで目立つ素振りなど見せていなかったし、特に親しく会話した記憶もない。だけど私が記憶を失っている間に何か会話をしたのかもしれない。優しい人なのだと察すると同時に凄く複雑な気分になった。
―― とりあえずいったんトイレ行こう…。
私はゆっくりと立ち上がって彼を起こさないようにトイレへ向かった。どこにあるか分からなくて焦ったけれど、なんとか用を足して戻ろうとした。ソファを通り過ぎようとしたその時、目眩がしてバランスを崩しソファにどっさりと横たわってしまう。
「…ん?」
マナブさんが目を覚まして音を立てたこちらに焦点を合わせている。私は起き上がって説明したくとも思い通りに体を動かすことが出来なかった。
「起きちゃったんだ? 大丈夫?」
彼はあくびをしながら私に尋ねた。
「はい…でも体が思うように動かなくって…」
体温が心なしか上がっているようにも感じる。熱でも出したのだろうか…だとしたらまずい。これ以上マナブさんに迷惑はかけられない。
「参ったな…媚薬の効果まだ続いてるんだ…水もっと飲む?」
「え? …今なんて?」
「あぁ。 言いにくいんだけどね…合コンに参加した男性側の一人がね、みかちゃんに睡眠薬と媚薬を混ぜたものを飲ませたらしいんだ。 得意げに俺に話してきてさ…俺、怒って君を連れ帰ってきたんだよ。 とにかく落ち着けばいいなと思って…でもダメか」
「なに、それ…」
「酷いよな。 俺は元々人数合わせで来ただけだけど、こんなの犯罪じゃんか。 他の女の子にも飲ませた可能性あるから、みんなタクシーに乗せて帰したよ。みかちゃんだけが既に意識が落ちかけていて、仕方なく家に来てもらったんだよ」
「…そうだったんですか」
私は少し怖くなってマナブさんの袖をきゅっと掴んだ。彼は少し悲しげな顔をして私の髪をやさしく撫でた。大きく温かな手が私の心を落ち着かせる。
「一緒に寝てもらえませんか…?」
私は思わずマナブさんにお願いしてしまった。彼はぎょっとしてうろたえていた。
「俺も男だからね? 我慢できるほど聖人でもないよ?」
「大丈夫です、あなたなら。 それにさっきから体が疼いて仕方ないんです…凄く苦しくて、マナブさんとならいいって思ってますから…」
「もう…そんなかわいい目でお願いされたら、断れるわけないじゃん…」
マナブさんは根負けしたのかそう言って、私をぎゅっと強く抱き締めた。彼の鼓動はとても速い。
私を抱き締めながら深呼吸して、私を横向けに抱き上げてベッドへ運んだ。
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