同窓会で元カレと再会して復縁し、そのままホテルで愛を確かめ合いました
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同窓会で元カレと再会して復縁し、そのままホテルで愛を確かめ合いました (ページ 1)
「仁那!こっちだよ、こっち!」
学生時代の友人に呼ばれ、仁那は駆け寄っていく。
「ごめん、待った?」
「ううん、全然」
今日は大学を卒業後、初めての同窓会ということもあり、懐かしい顔が揃っている。
久しぶりに童心に帰ったかのように友人たちとおしゃべりしていると、時間がどんどんと過ぎていく。
そんな彼女に一人の男性が近づく。
「久しぶりだな、仁那」
「あ…」
そこにいたのは仁那の学生時代の恋人の秀だった。
「元気にしてたか?俺が家の都合で海外に行って以来だな」
そう言って微笑む彼に、仁那の胸は高鳴る。
(なんだか、あの頃よりも素敵になったな…)
もともと嫌いで別れたわけではない、それどころか未練があった元カレの登場に嬉しさを覚える。
「久しぶり。秀くんこそ、元気にしてた?」
「ああ、なんとか」
秀は笑顔を浮かべたままスマホを取り出す。
「なあ、連絡先交換しないか?」
「え!?ま、まあ、いいけど…」
連絡先を交換し終えると、秀は男友達の輪へと戻っていく。
仁那も友人たちと話し始めたが、その頭の中は秀のことばかりだった。
時間が過ぎ、楽しい同窓会も終わりを迎える頃になり、仁那は秀の姿を探し始める。
帰宅する者や二次会に行くグループもあったが、そこに秀の姿は見当たらない。
(もう帰っちゃったのかしら?)
そんなことを考えていると、スマホにメッセージが入っていた。
『今から二人で飲み直さないか?』
それは秀からの誘いであった。
一瞬驚いたものの、仁那はそのメッセージを承諾する。
指定された待ち合わせ場所に行ってみると、そこはバーだった。
カウンター席には秀の他に一人しかおらず、仁那は一番奥のテーブル席に座る。
「こうして二人きりになるの、久しぶりだね」
「そうだな。仁那は卒業した後、どうしてたんだ?」
「私?私はね…」
カクテルを注文した二人は昔話をしながら飲んでいく。
ふと、秀が考え込むような仕草を見せる。
どうしたのだろうと仁那が声をかけようとする前に、彼は口を開いた。
「なあ、仁那って今恋人とかいるのか?」
突然の質問に、仁那の顔が赤く染まる。
「い、いないよ」
「じゃあさ、もしよかったら、また付き合わないか?」
思いもしなかった告白を受け、仁那の心臓は大きく跳ね上がる。
「うん、いいよ」
その返事を聞いて、秀は嬉しそうに笑う。
学生時代と変わらないその笑顔に、仁那の心は再びときめいていた。
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