うっかり終電を逃して気になる馴染みの店主さんとイチャイチャセックス
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うっかり終電を逃して気になる馴染みの店主さんとイチャイチャセックス (ページ 1)
私にはここ数ヶ月でできた日課がある。
それは毎週金曜日、会社帰りに一件の小料理店に立ち寄ることだ。
その店はまだ出来て間もないため内装も外装も綺麗でおしゃれ。
ただ店内は数人しか入れないほどに狭いのが難点なのだが、味は絶品で私は初めて訪れた時からこの店の虜になった。
「いらっしゃい、八代さん。今日も来てくれたんだな」
「こんばんは、紺野さん。そりゃこの店に来るのが金曜日の楽しみですから」
出迎えてくれたのは店の店主である紺野さん。
席について料理を注文し、舌鼓を打つ。
しばらくすると他にお客さんが来て紺野さんはその人達の接客を行う。
私はそれをぼんやりと眺めていた。
(やっぱり紺野さんは格好いいなぁ…)
実を言うと、私は彼に好意を持っていた。
毎週欠かさず通っているのも、この店の味に魅せられたのもあるけれど、紺野さんに会いに来るのも目的の一つだったりする。
けれど、いまいちアプローチできず未だに店主と客という立場のままであるが。
*****
「八代さん、大丈夫ですか?」
「ん、はい…大丈夫です」
ちびちびと飲み進めていると、つい酔ってしまったらしい。
なんだか頭がぼんやりする。
気づけば店の中には私と紺野さんだけ。
時計の針は閉店時間をとっくに過ぎてた。
「すみません、もう、帰ります…」
「でも、もう終電過ぎてますし、危ないですよ」
「あ~」
今月はまだ給料日前。
タクシー代を出すのはちょっときつい。
どうしようかと悩んでいると、紺野さんが提案してくれた。
「今日は、うちに泊まりませんか」
「え…」
その言葉に、酔いが一気に覚める。
思わず紺野さんをまじまじと見つめると、彼は少し恥ずかしそうに笑う。
「いや、嫌ならいいんです。タクシー代は俺が払いますから」
「…いえ、その、大丈夫です」
私がそう答えると、紺野さんは私の手を引いて店の奥へと進んだ。
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