キスマークをつけたがるいじわるセフレと、激しく求め合った夜のお話 (ページ 4)

ぱんぱんと肌がぶつかる音、ちゅうっと彼が私の乳房を吸い上げる音、じゅぶじゅぶと蜜があふれ出す音。
卑猥な音と、彼と私の荒い息遣いが響く。

「あっ…モモ、もう俺やばい…」
「いいよ…っ、いっぱい出してぇ…っ」

ひときわ激しく腰を打ち付け、最奥で彼のものがびくっと震え、中で精を吐き出した。
彼のものが脈打ち、私の中はそれを逃すまいと締めつける。

力尽きて横になる私の体には、そこら中に赤い花びらのような彼の痕跡がある。
そして私の中からどろっとあふれ出す、白いものも彼の痕跡。

後腐れはない、割り切った関係のはずなのに、彼は私の体中、そして体内にまで自分の痕跡を残していくのだ。
キスマークをつけるのは独占欲の証というけど…彼の気持ちはよくわからない。
それでも、私は彼と体を重ね、欲を解消する。そんな都合のいい関係なのは変わらない。

-FIN-

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