好きだった幼馴染に浮気の手伝いを頼まれた俺は激情のままに…
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好きだった幼馴染に浮気の手伝いを頼まれた俺は激情のままに… (ページ 1)
久しぶりの有休に、この際しっかりと羽を伸ばそうと思い立った憲太は、ごろごろとだらしなくベッドで寝転がっていた。
ここ一週間働き詰めだったからか、体が重くてすぐにでも眠ってしまいそうなほどだ。
下着にジャージという寝起きのままの格好でうとうとと微睡み始めた憲太だったが、突如響いたノックの音に飛び上がった。
「せっかくゆっくりしようと思ってたのに……誰だよ、ったく」
しぶしぶ布団から立ち上がり、ドアスコープを覗いた憲太は、文字通り飛び上がった。
そこに立っていたのは、可愛らしいワンピースに薄化粧姿の幼なじみ、美月だった。
カッと顔が赤くなる。
大慌てでジャージを脱ぎ捨て、とりあえず出してきたカラーシャツとジーパンを瞬く間に身に着けた憲太は、深呼吸すると平静を装い、にこやかな笑みを浮かべてドアを開けた。
「よっ、らっしゃい……ってうぉ!!?」
変な声が出たのは、美月が突進してきたからだ。
不意打ちにもかかわらず何とか受け止めた憲太は、ぐりぐりと胸元に押し付けられる小さな頭を手のひらに収めた。
体全体で感じる温もりに、良くない妄想が頭をもたげてくるのを必死に押し込めながら、声が震えないように下腹に力を込める。
「どうしたんだ、突然」
しかし、昂った熱は、次に紡がれた言葉で霧散した。
「浮気したいの。だから、手伝って」
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