俺たちは理想のセックスフレンド。今夜も欲望に任せて貪りあう。なのに今夜は違った。 (ページ 3)

 由良の乳房が、大きく揺れる。

 後ろから突っ込んだ状態で上半身を倒し、俺は由良を背中から抱く。

 激しく揺れる乳房を、右手でねっとりと揉みしだく。

「自分でも揉んでみろよ…」

 左の乳房に手をやった由良だったけれど、右手だけでは体を支え切れなかったようで、どさりと倒れてしまった。

 その拍子に、俺のものがずるりと抜ける。

 俺は黙って、由良を仰向けにひっくり返した。

 そして、足を持ち上げて、先ほどのように、無遠慮に突っ込む。

「ほら、もう一回自分でおっぱいを揉んでみろよ」

 彼女は俺の言葉に従い、自分の思うように乳房を揉む。

「気持ちいいか…?乳首も触れよ…」

 由良は、親指と人差し指で乳首をつまんで転がす。

「由良の乳首は、そうやって愛撫すれば感じるんだね。今度からはそうしてあげる」

「充輝、イッちゃう…ぅ…」

「言っただろう、何度でもイケって…。俺がイクまで、何回でも…」

「イッちゃう…イッちゃう…!」

 由良の体が、びくびくと痙攣した。

 俺は、いったん引き抜く。

「どうだった、自分で乳首をいじりながら、奥まで突かれて」

「すごく…よかった…」

「勝手に終わらせるなよ。俺はまだだぞ」

 俺がイクまでやめないのは、暗黙のルールだった。

 自分勝手なのではなく、俺が満足するまでの間に、由良もイキ続けて満足する。

 元から、そういう関係だ。

 今度は、由良を横向きにして、横から突っ込む。

「今度は乳首じゃなくて、クリトリスをいじってみろよ」

 由良は俺の言うとおりにして、自分の秘所に手をやる。

「淫乱女…。いくら言われたからって、男に突っ込まれながら、自分でクリトリスをいじるなんて」

「いやぁ…そんなこと言わないで…」

「言われて感じるくせに」

 由良は、どんなに腰を揺さぶられても、クリトリスをいじり続ける。

 挿入しながら、オナニーを鑑賞している気分になった俺は、さらに興奮してしまう。

「あっ…はぁ…っ…素敵…」

「由良は、こんな風にオナニーするの?もっといじって、気持ちよくなれよ…」

 彼女は、右手でクリトリスをいじりながら、左手で乳首をいじり始めた。

 俺が見込んだ通りの、いやらしい女…そのことに、今さらながら満足している。

 俺たちの荒い息遣いだけが、部屋の中に響く。

 ここまでの激しさは、この10か月で初めてかもしれない。

 俺は、そのことに満足している。

 これからは、どんないやらしいことをして、由良をイカせて、俺をイカせてくれるか…本当に、楽しみだ…。

 何度目になるのか、由良がまた絶頂の気配を示した。

 そろそろ俺も…といったところだ。

 上手くいけば、一緒に絶頂を迎えられる。

「充輝…もうだめ…ぇ…」

「何がだめなんだ?またイキそうなのに。俺も、もうちょっとなんだ…我慢してくれよ」

 そしてすぐに、俺の絶頂もやって来た。

「由良…イクぞ…!」

「私も…もうだめ…ぇ…!」

 2人して、大きく体が痙攣した。

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