お泊りデートは特別だから。大胆になれちゃうあまあまな夜 (ページ 4)
歯磨きを終えて、二人はベッドへ戻る。
そして、部屋のライトを消し、枕元のライトだけ少し明るくして布団へ入った。
「今日は本当に楽しかったね。でも疲れたねー笑」
「うん、俺は運転もがんばったから!笑」
「もう寝る?」
「そうしようか」
(寝ちゃうんだ。ま、しょうがないか)
桃は枕元のライトを薄暗くして、目を閉じる。
「慶太、おやすみなさい」
「うん、おやすみ」
(久しぶりに一緒に寝れる。慶太いい匂いするなぁ…。ドキドキして全然眠れないよ…)
すぐ隣にいる慶太の体温を感じながら、桃は眠れずに何度も寝返りをうつ。
10分位そのまま起きている桃は、慶太の顔を見たくなり慶太の方を向く。
薄暗い中で慶太の目がぱちぱちと瞬きをしている。
「慶太…起きてるの?」
「桃こそ。お風呂入ったら目が覚めたわ。」
そう言って慶太は軽く桃にキスをする。そしてぎゅっと桃を抱きしめる。
お互いの心臓の音が聞こえる。
(近いよー…ドキドキしてるのバレちゃうよ)
桃はドキドキしすぎて自分の心臓の音なのか、慶太の心臓の音なのかわからなくなっていた。
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