力が抜けるほど甘く優しいキスをされて…全てを彼に預ける幸せえっち

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力が抜けるほど甘く優しいキスをされて…全てを彼に預ける幸せえっち (ページ 1)

彼氏であるケイトと付き合い始めて2週間。

今日は初めて彼の家にお泊まり。

という事は、つまりそういう事で・・・。

いつも以上にお酒が進んでいたのは、緊張していたせいもあるかもしれない。

ソファーを背もたれに並んでお話していると、不意に沈黙が出来てしまって、あたしの心臓の音が彼にも聞こえてるんじゃないかって。

すると、その様子に気付いた彼がゆっくりと顔を覗き込む。

「アカネのほっぺたピンク色だね」

この二人の距離感じゃなければ聞こえないくらいの小さな声で囁く彼の声は、妙に甘くてなんだか目が合わせられない。

そっと手を握られると、体が強張り、恥ずかしくて横を向いてしまう。

「今日あんまりこっち見てくんないから俺寂しいな」

そう言ってあたしを両手で包み込むと、より一層彼の顔が近くにあるのがわかって顔が熱くなった。

「・・・緊張してんの?」

耳元で感じる、空気が混ざったような彼の声は妙にあたしをゾクッとさせる。

『・・・こういうの、慣れてなくて』

すると彼はあたしをふわりと抱き寄せた。

華奢に見えるけど、ちゃんと男の人の体をしている彼の体温はあったかくて。

そして、予想よりも早い鼓動の速さにあたしは少し驚く。

「ドキドキしてるでしょ?」

『・・・うん』

「俺だってこうなるんだよ?」

そう言ってあたしの頭を優しく撫でた。

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