色鮮やかな花火に照らされながら、立ったまま後ろから貫かれる私。久しぶりのセックスに最後は膝から力が抜けて…… (ページ 2)
「公博」
呼ばれて顔を向けた公博に、佳澄は背伸びをしてキスをした。
「この前はごめんね。私、頑固すぎたね。今日、誘ってくれてありがとう」
公博はやさしく微笑み返すと、佳澄を抱きしめた。
「俺の方こそ、意固地になって言い過ぎた。ごめん。また会ってくれてありがとう」
二人はお互いの気持ちを確かめ合うように、何度もキスを交わす。
公博の手が、佳澄の浴衣の合わせの中に入って来た。
久しぶりの恋人の手の感触に、佳澄の身体は悦び甘く疼いた。
「ここじゃ、外から見えちゃうかも……」
マンションの高い位置にある部屋だが、窓際はやはり気になる。
しかし公博は取り合わず、
「みんな花火に夢中だよ」
と、言って佳澄の弾力のある尻を撫でてきた。
浴衣の上から、やわらかさを確かめるように揉まれる。
佳澄も公博のTシャツを捲り、逞しい身体にじかに触れた。
そうすると、公博をいっそう近くに感じることができて、佳澄はとても安らいだ。
しかし、安らぎは束の間で、すぐに官能的な刺激が襲ってきた。
キスを求められて応えているうちに、帯が緩められていった。
苦しいくらいの深いキスから解放された佳澄がふらりと揺れると、公博によって窓を向いて立たされる。
「あ……やっぱり、後ろからなの?」
「がんばって立ってろよ」
公博は、なぜかいつも後ろから挿入する。
一度理由を聞いたことがあったが、答えは『恥ずかしいから』だった。
佳澄からすれば、後ろからの体勢の方が恥ずかしいのであるが。
けれど佳澄は公博に言われるまま、窓に手をついて尻を突き出すような姿勢をとった。
浴衣の裾が捲り上げられ、下着が下ろされた。
露わになった秘部に触れられて、息を飲む。
高いところの部屋だし、ベランダがあるから下から見られることはないはずと思うものの、まさかという思いもある。
マンションは周囲にも建っているのだ。
やっぱりここはダメ、と佳澄が口を開きかけた時、秘部を一息に貫かれた。
まるで、その言葉を封じるかのようなタイミングだった。
「んぅっ」
たったの一突きで佳澄の膝は折れそうになったが、公博にガッチリと腰を掴まれていて、それは許されなかった。
久しぶりの恋人とのセックスに、佳澄はたちまち溺れていく。
公博も同じなのか、性急に突き上げてきた。
そんなふうに乱暴にされたら普通は痛いのだが、佳澄の秘部はすでに充分すぎるほどに潤っていた。
膣内を征服された佳澄は、快感にあっさりと屈した。
「は、あァ、だめ……すぐ、イッちゃいそう……」
「早いだろ……ッ」
「……でも、公博も、あんまり……余裕ない……?」
「は、まさか」
しかし、打ちつけてくる腰の動きが、図星であったことを示していた。
「どっちが、あんッ、先にイクかなぁ」
「いつも通り……佳澄だろ」
公博に背後から抱きしめられると、佳澄は胸を揉みしだかれた。
ピンと立った乳首を摘ままれて、佳澄の身体がビクッと反応する。
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