血の繋がりがない妹の秘密を知った兄の勝手で切ない愛情 (ページ 2)

「…出てって!」

 立ち去る気は、毛頭なかった。

 こんなに可愛いのに何故、バイブなんかを使うくらい、性欲が溜まっているのだろう。

 何年も恋人のいない俺のように、この人も毎晩オナニーしている。

 ドアを開け放したまま、俺は沙耶のベッドに歩み寄った。

 彼女は壁を背に、俺を睨み付ける。

「隠さなくてもいいんだよ…」

 俺は、沙耶の目の前で、ズボンを下ろした。

 既に、痛いほど張りつめている。

 でも、彼女にどうこうして欲しいと思ってはいない。

 ただ、俺がどれだけ興奮しているか、見て欲しかっただけだ。

「すごく可愛い声だったよ…。もっと聞かせて」

 沙耶は、体をおののかせて、俺の行動ひとつひとつに警戒している。

 それでも俺は、沙耶の肩に手を置いて、キスする。

「な…何するの…」

 秘所にバイブを挿入したまま、それが音を立てて動いているという異様な状況。

 彼女の体は硬直していた。

 唇を離すと、真っ先に沙耶は言った。

「誰にも言わないで…」

 相変わらず、顔は真っ赤だ。

「言わない。でも、俺の言うことを聞くのが、条件だよ。悪いようにはしないから」

「条件…?」

 やや怯えた声で聞き返す彼女に、俺は努めて優しく言う。

「俺の目の前で、して見せて」

 沙耶は、顔を背けてしまった。

 でも、もう俺も我慢出来ない。

「して見せてくれないなら、俺がしてあげようか?」

 下半身を隠す毛布を剥ぎ取る。

 そして、俺が沙耶の股間のバイブに手を伸ばそうとすると、彼女はバイブを引き抜いて、背中に隠してしまった。

「ほら、見せて」

 沙耶はうつむいた。

「…素直に見せてくれないと、どうなるかな?」

 卑怯なことは言いたくなかったけれど、俺には、最初で最後かもしれない、このチャンスを逃せない。

 この上なく恥ずかしそうに、沙耶はバイブを見せてくれた。

 緑色のスケルトンボディーで、何ともリアルなサイズだ。

 バイブというものを初めて見た俺は、物珍しさに、スイッチをいじってみる。

「普段、どこに隠してるの?」

 消え入るような声で、彼女は答える。

「…ベッドの下」

 それで、ぴんと来た俺は、ベッドの下に手を入れてみた。

 そこには収納ボックスがあり、中から他のバイブが出てきた。

 今ここにある、緑色のバイブより、かなり太くて長い。

「こんなに大きいの、使ってるの?」

 沙耶は俺と目を合わせなかったが、一応答えてくれた。

「大きすぎて、入らなかったの…」

 俺は、沙耶の足を開かせ、股間に指を滑り込ませた。

 しっかりと濡れている。2本の指が、あっさりと中に指が入るほどだ。

「こんなに濡れてる。指が二本も入ったのに入らないはずないよね?」

 指を出し入れすると、沙耶は身悶えする。

「触られるの、久し振りなんだね」

 俺の指が、愛液でどろどろになったのを確認して、もう一度言う。

「自分で、して見せて」

 彼女はきっと、何故、オナニーさせることにこだわるのか、分かっていないだろう。

 桜色に上気した顔で、目をとろんとさせている沙耶に、さっき見つけた太いバイブを持たせる。

 彼女はそれをゆっくりと挿入して、スイッチを入れる。

 思った通り、沙耶のそこは、太いバイブをあっさりと咥え込む。

 バイブに内蔵されたライトが中で光り、クリバイブがクリトリスを激しくくすぐる。

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