卒業後も忘れられなかった先生と…大人の余裕たっぷりの身も心もとろけちゃう夜 (ページ 3)

ホテルに入るとき、緊張しすぎて震える手で雅先生の腕につかまっていた。

先生は振りほどかずにそのままにさせてくれたので、エレベーターでもずっとそのままくっついていた。

部屋に入り、荷物を置いて、ソファに座る。

ぴったり密着して隣に座ったのに、先生が体の位置を変えて正面から顔を見つめてきた。

「レイは本当に綺麗になったよ」

どんな返事をすれば良いのかわからなくて、困ったように笑って、流れるようにキスをした。

雅先生のキスは強くて優しい。

さっき一緒に飲んでいたワインの味がする。

もう一度味わうようにほんの少し舌を出そうとすると、それを察して先生の舌が口の中に入ってくる。

顔が火照る。

頭の中がふわふわして、体全体がとろけるようになって、雅先生のしなやかで優しい手が服を脱がしていくのに任せた。

手や、足や、舌をからめながらベッドに移動する。

ひんやりしたシーツの上に押し倒されただけで、もう全身がしびれてしまいそうだった。

「レイ、真っ白だね」

おなかの上に指をすべらせて、雅先生が口づける。

先生の肌はほんの少しだけ日焼けしている。

「先生、」

言葉が浮かばなくて、腕を伸ばす。

雅先生は抱きしめさせてくれた代わりに、露わになった胸に軽く噛みついてきた。

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