久しぶりに会う大学時代の男友達。ドライブの後、意外な展開に…

潤とは大学時代からの友達。

今日は潤の友達カップルと私の4人でバーベキュー・・・

に行くはずだった。

今朝になってそのカップルの女の子の方が熱を出したものだから、

急遽ょバーベキューは取りやめに。

「どうする・・・？」と電話越しに潤が言う。

「天気もいいし、家にいるのもったいないなぁ」と私。

「じゃ、久しぶりにドライブでも行く？」

「そうだね！」私は二つ返事で答えた。

潤は待ち合わせ場所に、大学時代からの愛車であるランドクルーザーで現れた。

「真奈！」

助手席のパワーウィンドウが少し下がり、潤の顔が見えた。

「なんだか久しぶりな気がする、潤の車に乗るの」

私は助手席に乗り込み、子供の様にはしゃいだ。

これから起こることも知らずに・・・。

潤のことを男として意識したことは、実は今まで全くない。

あ、でもこうして二人きりで出かけたことは今までなかったかもしれない。

ふと、真奈はそんなことを思った。

車は走り、1時間半もすると都会の喧騒から

緑の多い郊外の景色になった。

「そうだ、大学の近く、

ほら、ヘアピンカーブのある山の方まで行ってみる？」と潤が言った。

「行きたい！」私はワクワクした。

なんだか大学時代に戻ったようで。