兄のエッチが見たくて手錠で拘束して襲ったら―頭脳派Sに激しく責め立てられる (ページ 4)
「この…バカ妹」
兄が汗で湿ったTシャツを脱いだ。
いつになく険しい表情で、不本意そうな怒りのオーラを全身から発している。
仕方ない、兄は常識人だ。
だからよけいに、したかったんだけどね。
そんな兄が、男になったらいったいどんなエッチをするのか、ああ気になる、気になる。
「舌出せ」
「え」
「もっと」
思いきり出すと、兄が自分の舌で絡め取るようにして、吸って、噛んだ。
手が伸びてきて、私の頭を引き寄せ、貪るみたいなキスをする。
うわっ、これ、お兄?
驚きが伝わったのか、間近にある顔が、気まずそうに歪められた。
うん、でも、もう戻れないよ。
当然、向こうもわかってる。
小さく舌打ちをすると意を決したように、私の肩に手をかけて、シーツの上に倒した。
「んっ、あぁー…っ!」
兄の髪をつかんで、私はびくんと痙攣した。
ぐしょ濡れの中を探る指も、ひくつく場所に吸いつく唇も、止まってくれない。
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