年下幼馴染が大人の男になって再会。甘い告白と熱い瞳に見つめられ体の奥が疼いてしまい…

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年下幼馴染が大人の男になって再会。甘い告白と熱い瞳に見つめられ体の奥が疼いてしまい… (ページ 1)

「ねぇ、エッチってどんな感じ?」
「は?」

それは久しぶりの再会を祝して食事をしていた時のことだった。

彼は5つ年下の将生。

幼い頃から隣の家に住んでいたこともあり、よく一緒に遊んだりもした。

とはいえ、私の方が5つも年上だったので、高校生になると必然的に遊ぶ頻度も減っていた。

それでも家が隣なので、会えば挨拶くらいはする。

そして、私が大学生で将生が高校生の頃に少しだけ家庭教師をしていたことがある。

私と同じ大学を目指していた将生は直々に家庭教師をして欲しいとお願いしに来たのだ。

将生を小さい頃から可愛がっている母親が、なぜか私のかわりにその申し出を受けてしまいやらざるを得なかったのだけど…。

将生が受験する頃には新社会人として一人暮らしをしていた私は、30歳になり会社の異動命令により再び実家に戻ってきたのだ。

しばらく会わないうちに随分と大人っぽく成長していた将生。

私よりもはるかに大きくなった身長、肩幅、手。

あぁ、大きくなったんだなぁと親戚のおばちゃんのような気持ちになった。

懐かしさもあり、将生の「一緒にご飯でもいこうよ」という誘いにほいほい付いてきたわけで。

私の知らない将生の時間。

話しているうちに昔の将生の面影が重なり、大人になった将生が新鮮に見える。

「それで今はどんな仕事してるの?」
「製薬会社で研究員してる」
「へええ! すごいじゃん!」
「六華姉ちゃんは?」
「私は営業。ってかその呼び方懐かしい」
「昔からこうじゃん」
「そうだけど。久しぶりに呼ばれた感じがする」

よく私の後ろをそう呼びながらついてきていた将生を思い出すと今でも可愛く思える。

いい感じに昔話で盛り上がり、楽しさもあってそこそこ酒もすすんだ。

「はぁ~、お腹いっぱい。楽しかった~」

店を出てゆっくりと歩いて帰ると、よく遊んだ公園を横切った。

「よくここで遊んだよね」
「そうだね。ほとんど、ごっこ遊びだった気がするけど」
「それは仕方ないじゃん。女の子ばっかりと遊んでたんだから」
「でも楽しかったよ?」

ふっと笑うその顔がどこか色っぽく、私の知らない将生の顔でビックリした。

「ちょっと寄ってかない?」
「え…?」
「ほら、こっち来て」

不意に私の手をグイッと握りしめ公園の中に入って行く。

滑り台もブランコも、何一つ変わらない遊具。

懐かしみながらそれらを通り過ぎ、奥のベンチに腰かけた。

わずかにある小さな外灯が唯一の光。

昔よりも大きい将生の影になんだか男を意識してしまっている。

「ねぇ、彼氏は?」
「えっ? 私?」
「他に誰がいんの」
「あはは、そうだね…」
「で? いるの? いないの?」
「いない…けど。なんでそんなこと聞くの。どうせいないってわかってるくせに」
「一応ね、確認」
「なんのよ」

訳がわからない、と鼻で笑いながらその場の空気を誤魔化そうとする。

けど、将生の口からでた言葉に私はフリーズした。

「エッチ、したことある?」
「…え…?」

固まる私に将生が「おーい」といって顔を近づけてきた。

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