昔から片想いしていた7歳年上の執事に告白!!捨て身の覚悟でに迫ると…いつも冷静な執事のオスの本能に火をつけてしまって…!!

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昔から片想いしていた7歳年上の執事に告白!!捨て身の覚悟でに迫ると…いつも冷静な執事のオスの本能に火をつけてしまって…!! (ページ 1)

「カズ、好きよ!私と付き合いなさい!」

「…りん、からかわないでください」

「からかっていません!私は本当に…ずっと前からカズのことが好きなんです!…だから、私を彼女にしなさい!」

「…」

「もちろん、お父様に知られたらタダでは済まないことは承知しています。しかしカズには迷惑かけないことを約束するわ」

「…冗談言ってないで、はやくお休みになってください。お肌に悪いですよ」

「だから、冗談なんかじゃないわ!本気です!私を貴方の恋人にしなさい!」

この7歳年上の男性は私の執事だ。

私が8歳、カズが15歳の頃、身寄りがなくなってしまったカズはお父様に拾われて私のお世話係として一緒に暮らし始めた。

我が家は代々資産家で、私は生まれた時から何不自由ない暮らしをしていた。
しかし両親には私の他に子宝に恵まれず…

また父母ともに出張などで、一人娘の私が寂しい思いをしていると子煩悩な両親は思い悩んでいた。
そんな時にお父様の親友ご夫婦が飛行機事故で亡くなられた。
カズは、その忘れ形見だったそう。

初めてカズと会った時のことを今でも鮮明に覚えている。
小さい頃にお母様に読んでいただいた絵本の中に出てくる王子様にそっくりだったのだから!
私はひとめで恋に落ちてしまった。

カズが20歳の頃に、自分は血のつながった家族ではないから…と、自ら私の執事となると言い出した。

カズは私の気持ちに気づいているのか、これ以上は入ってくるな…というように見えない壁をいつも作っている。

でも、いつか私を好きになってもらいたい!
そんな気持ちで毎日を過ごしてきたけれど…

もう限界なの。

私も20歳になった。

お父様達は、良家の男子と私を会わせようと計画しているらしいの…。

このままだと私はきっと両親の考える良い縁談とやらを進められるだろう。

そんなの嫌!

私はカズじゃないと絶対に嫌なの!

と、いうことで…私はただいま執事に絶賛告白中というわけなの!

ため息をつきながら、ビジネス書らしきものをパタリと閉じ、心底うんざりしたような表情…そんなに迷惑かしら…でも、今日の私は本気でカズを口説き落とすつもりできたのよ、そんなことでへこたれないわ!

「私、カズのためだったら何でもするわよ」

なんだまだ居たのか…とでもいいたげな目で私を見ているカズ。
私の事、本当に興味ないんだなぁ…

きっとカズからしたら私なんてお子ちゃまなのね…
27のカズからしたら私はまだ20の子ども…

でも恋愛経験はないけれど、私だってもう立派な大人の女性になりつつあるんだから!

弱気になる心を奮いただせて、カズの目の前でこれみよがしにブラウスのボタンを上から順番に外していく。

豊満な胸が黒いレースの下着に包まれて姿をあらわす。

顔は童顔だけど、身体は母親ゆずりのダイナマイトボディなのよ!

そして、今日という日の為に…セクシーな黒の勝負下着を新調したのだから!

とっても恥ずかしいけれど、これでカズも私をちゃんと「女」として意識するはず…!

カズがギョッとして眉をひそめて「お、おい…?!」と焦りだした。

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