泊まる場所がなく路頭に迷っていた私を助けてくれたのは、優しくて責め好きで刺激的な店員さんでした
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泊まる場所がなく路頭に迷っていた私を助けてくれたのは、優しくて責め好きで刺激的な店員さんでした (ページ 1)
「かんぱーい!」
久しぶりに仲良し女3人組で集まった私たちは、それぞれ好きなお酒を片手に乾杯をする。
「久しぶりに会えて嬉しいよ!二人は最近どうしてたの?」
「特に何事もなく、仕事に明け暮れた日々ですよ」
「私も旦那と子供の世話で手一杯だわ」
それぞれ近況を話しながら、美味しいお酒と料理に舌鼓をうつ。
今日は子供がいるA子に合わせ、それぞれ違う土地から集まっていた。
「ごめんねぇ、私に合わせて遠いところまで来てもらっちゃって」
「いいよいいよ!A子は子供もいるんだし、遠くまでくるのは大変でしょ!私たちも来たことないお店に来れて楽しいし」
うんうんと、私も頷いた。
「ありがとう!二人はこの後どうするの?」
「私は電車で帰れる距離だから、終電には乗って帰ろうと思ってるよ!梨花は?」
「私は近くのビジネスホテルとってあるからそこで休んで帰ろうかなと思ってる!明日は仕事も休みだし」
「いいなー私ももうちょい家のこと旦那に任せられたらいいんだけど!」
アハハと笑いながら私たちは久しぶりの女子トークに花が咲き、楽しい時間を過ごした。
*****
「また集まろうねー!」
そう叫びながら、みんなそれぞれに別れて手を振る。
楽しい時間はあっという間で、私は予約していたホテルへと向かった。
「予約していた梨花と言います」
ホテルの受付で私は予約時の名前を伝える。
「はい、お調べいたしますので少々お待ちください」
受付の女性がカタカタとパソコンを操作していると、何やら険しい顔をしだした。
「お客様、大変申し訳ありませんが…今日の予約は入っていないようですが…」
「えっ!?そんなはず…」
「恐れ入りますが、明日のご予約と間違われてはいないでしょうか?」
私は青ざめ、スマホを慌てて開くとホテルの予約メールを確認した。
「あっ…本当だ。明日になってます…あっあの、今日空いてるお部屋って…!」
「申し訳ありません。あいにく本日は満室となっておりまして…」
終わった…。
完全にミスった…。
青ざめたままその場に固まってしまった私に、受付の女性も申し訳なさそうに、どうしたらいいか分からないような表情をしている。
「あっ…すみません!完全に私のミスでした…明日のキャンセルもお願いします」
泣く泣くキャンセル料を支払い、私は他のホテルを急いで探すことにした。
…が、あいにくその日はどこも満室で空いてはいない。
どうしよう。
このままだと野宿か…ネカフェとか…?
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