「ずっと好きだった」再会した教え子に告白され、そのままイイ雰囲気になった私と彼は…

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「ずっと好きだった」再会した教え子に告白され、そのままイイ雰囲気になった私と彼は… (ページ 1)

「こうして教え子達と飲める日が来るだなんて…先生感激ぃ!」

「それさっきも聞いたよ〜」

「瑠美ちゃん先生飲み過ぎ」

「だって嬉しくってぇ」

ビールの缶を強く握り、私は溢れる涙を拭った。

高校教師をしている私は、かつての教え子から「隼人くんの家で宅飲みするから先生もおいでよ!」と招かれたのだった。

数年ぶりに会った教え子達は立派な社会人へと成長していて、自然と涙腺が緩んでしまったほどなのである。

「これも瑠美ちゃん先生のご指導のおかげだよね」

「うんうん。赤点常習犯の俺らも見捨てずに応援してくれたし」

「中でも一番すごかったのは隼人だよな?」

「だよね〜、ずっと学年最下位だったのに瑠美ちゃん先生が担任になった途端、一気に学年トップ!だもんなぁ」

「まぁ、能ある鷹は爪を隠すって言うからな」

みんなに褒められた隼人くんは、ニッと笑いながら酒を煽った。

「隼人くん〜、君は私の自慢の生徒だよぉ〜」

「うわ、瑠美ちゃん先生、酒がこぼれる!あと胸が当たってる!」

「んふふ〜テレてる?かわいい〜」

「相当酔ってんな…」

ぎゅむぎゅむ、とわざと胸を押し当てて隼人くんの頭をなでなですると、はぁ…と彼がため息をつく。

「瑠美ちゃん先生って酒癖悪かったんだね」

「私、瑠美ちゃん先生がずっと彼氏ができないって嘆いてた理由がなんとなく分かった気がする」

「そうだよぉ〜酒癖が悪い人間はモテません。みんな私を反面教師にしなさいね」

可愛い教え子達に絡みながら言うと、みんな「はーい」と笑いながら酒を飲む。

そうして当時の思い出話やそれぞれの職場の話などで盛り上がり、楽しい宴の夜は更けて行った。

*****

「ん…あれ…?」

ふと気が付けば、見知らぬ天井が視界に入って、私は首を傾げた。

ここ、どこだっけ…?

「そうだ、隼人くんの部屋でみんなで宅飲みしてて、それで…」

のろのろと体を起こして室内を見るが、一緒に飲んでいたはずの教え子達はみんな居なくなっていた。

テーブルに散乱していたアルコールの缶や食器も綺麗に片付けられている。

「みんな…どこ?」

状況を把握できないでいると、隼人くんがキッチンから戻ってきた。

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