心配性で嫉妬深い彼に玩具で責められ、快感に溺れていってしまう夜 (ページ 2)

「あっ、あぁっ! も…冬、とめて…っ、や、ぁんっ、あっ、あ…!」
「千夏がちゃんと帰ってくるか俺心配で…変な絡まれ方してないかなとか、飲まされすぎてたらどうしようとか」
「ひうっ…! やぁっ、ぁ、あっ! 私ちゃんと、気をつけてたし…ぁ、それに同僚の子だって気にしてくれてたから…んっ、んゃっ」
「うん…逐一報告してもらってたから知ってる」

――知ってるって、どういうこと…?

そう思ったけれど、快感が邪魔をしてうまく考えられない。

秘部に埋め込まれたバイブが否応なしに弱いところを刺激する。
イきそうでイケないぎりぎりのところをずっと刺激されて、身体が熱を帯びていく。

その熱を解放してしまいたいのに、冬が許してくれない。
冬は私の両脚の間に座り込んだまま、じっと熱っぽくこちらを見下ろしているだけだ。

冬とも面識のある、仲のいい同僚の子も今日の飲み会にきていて、その子は冬が心配性で嫉妬深いことも知っているから飲みの間ずっと何かと気にかけてくれていた。

それにそもそも私は彼氏がいることも普通に会社で話しているし、周りも酔った勢いでどうこうするような人たちなんていないから何も心配することはないのだけれど。それでも冬の気は収まらないらしい。

「んっ、んぅ…っ、冬、もう…あっあんっ、イキたい…イキたいよぉ…」
「…このまま玩具でイキたい?」
「ちが、ぁ…っ、冬、冬がいい…っあ、ひうっ、冬に触ってほしい…」
「じゃあ、ちゃんと言って。…俺だけだって、俺がほしいって」
「ん…」

こく、と小さくうなずいて私は仰向けの体勢のまま、自分のひざの裏に手をかけた。そうしてゆっくりと脚を広げる。

秘部に埋め込まれたバイブから与えられる快感にびくびくと身体が跳ねてしまう。

もっと気持ちよくなりたい。冬に触ってほしい。

自然と腰が揺らめいてしまう。

「お願い、冬…触って…? 冬に触ってほしい…ぁ、んっ…はぁ…冬じゃなきゃいや…」

それまでじっとこちらを見つめているだけだった冬はやっとバイブを止め、秘部からゆっくりと引き抜いた。
ただ抜かれるだけなのに、ひくひくと中が収縮するのがわかって恥ずかしい。

「ね、千夏…俺は本当に心配で心配で…どれだけ心配だったか教えてあげるね」

そうささやいて、冬が覆い被さってくる。

そんなに心配しなくても大丈夫なのに、とか、もっと私を信じてくれてもいいのに、とか言いたいことや言わなくちゃいけないことはたくさんあるはずなのに。
どこか屈折した冬の想いに溺れていたいとも思ってしまう。

どろりとした甘い時間が始まる予感に、私は無意識に喉を鳴らした。
今日はきっと朝まで離してもらえないかもしれない。

-FIN-

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