彼氏が浮気していたので、今日はセフレにめちゃくちゃにしてもらう日です

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彼氏が浮気していたので、今日はセフレにめちゃくちゃにしてもらう日です (ページ 1)

「はぁ…まじありえない」

千佳は、最悪の気分で行きつけのカフェにきていた。

その理由というのも、付き合って4年の仲になる彼が、浮気していたのだ。

気づいたきっかけは、簡単だ。

彼が寝ている時に、スマホの通知が目に入ったという、単純なもの。

見つけたときは、怒りを通り越して好奇心が勝ってしまい、始まりのメッセージまで見てしまった。

それを見た瞬間、何故か最近、喧嘩続きだったのも…妙に納得がいくというか。

その時は呆れと、色々なものが渦巻いて何にも思わなかったが、今になって怒りが込み上げてきた。

しかし、それをぶつける相手もおらず、千佳は悶々とした気持ちでカフェラテを飲んでいた。

すると、千佳のスマホが、バイブで通知を知らせる。

「…?」

みると、最近会っていなかったセフレ…凛人からだった。

凛人は、大学の頃のサークル仲間。

恋人関係になったことはないが、飲みの席でなんとなくそういう関係になった。

大学を卒業してからも、地元に就職した2人は、こうしてたまに連絡を取り合って、ことに及ぶ。

…しかし、千佳もこれに関しては、気持ちがないとはいえ、とらえ方によっては浮気をしていると言えるのだが。

しかし、千佳は今はそんなことを考える余裕がないくらいに、苛立ちがピークだった。

「暇すぎ―今日会わね?」

「いいよー9時でいい?」

「うい」

そう言って、予定を取り付けるだけの淡白な会話をすると、千佳は少しほっとした。

凛人には悪いが、ストレスのはけ口になってもらうのは、本当に助かる。

友達にも、浮気のことはなんだか言うのもはばかられるので、今日はひとまず、サクッと快楽で忘れてしまおう、そんな風に思っていた。

彼氏とは同棲中だったが、今日は幸い仕事で遅くなるらしいので、軽く家で支度をしてから、凛人の家の近くのコンビニまで向かう。

すると、見慣れた黒い車が止まっていた。

2人分の飲み物を買って車に乗り込むと、素っ気ない顔でタバコを吸っている凛人がいた。

「…お待たせ。水かお茶、どっちがいい?」

「お茶ー。今日ホテルがいいな」

「うん。あたしもホテルがいいと思ってた」

「じゃ行くか」

「んー」

何年もこの関係を続けていると、なれたものだった。

お互いに恋人はいるので、恋愛感情はないし、気を使うこともないので、誰かと一緒に居たい時に、本当にもってこいの存在。

5分ほど車を走らせると、いつも行くホテルの看板が見えてくる。

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