土砂降りの休日は彼がいつもよりエッチになるから、ついお相手してしまう私
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土砂降りの休日は彼がいつもよりエッチになるから、ついお相手してしまう私 (ページ 1)
梅雨って雨ばっかり。
シトシト、ジメジメいつまでも降り続いて嫌になる。
いっそ、夕立みたいに豪快だったら諦めもつくのにね。
ダラダラ降り続いて憂鬱だな。
…だからかも。
梅雨には珍しい土砂降りの休日って、昼から「ちょっと悪いこと」がしたくなる。
カラフルな鳥のいる南国の昼下がりに降るスコールみたいに、「窓が割れるんじゃない?」ってくらいの強さで叩きつけられる雨粒を見てると、無駄なくらい興奮しちゃう。
私も。
それから、私の大切な彼氏のリヒトも。
*****
ザーザー、会話をかき消すくらいの雨が降り出すと、リヒトの目は窓に釘づけになる。付き合い始めた中学の時も、同棲してもう四年になる今も。
「外出るのダルいね」って、遅いランチに頼んだ宅配ピザを一口しか食べないで、黒目の大きな二重の瞳でじ…っと外を見てる。
数秒そうして、それからふっと我に返って。
リヒトはどこか焦った口調で私にねだる。
「ねえ、リコ。シたいな。シようよ」
ピザのチーズが固まっちゃう。食べちゃってからにしよ?なんて。
言ってみても仕方ないってことは、よーく知ってる。もう何年リヒトと一緒にいると思ってるの?こういう時のリヒトはダメ。
「待てないの?リヒト?」
「…嫌だよ。待てない。リコ。今。今したい。今がいい…」
グズグズ優しくて甘ったれた声を出して妙に聞き分けのないリヒト。まるで雑誌から飛び出してきたみたいに綺麗な見た目とちっともそぐわない様子が可愛くて、ついついおねだりを聞き入れてしまう。
「…ん、いいよ」
ダイニングからもベッドルームにもつれ込んで、私とリヒトはお互いの服を脱がせ合いながら繰り返し繰り返しキスをする。
「…んっ、リヒト…っ」
「…リコ、リコ…」
チュ…チュ…って。
ついばむようなバードキスの合間に、私はリヒトを、リヒトは私を求めて、お互いの名前を狂ったように呼ぶ。
リヒトの低くて穏やかな声が私を呼ぶと、それだけで耳から心臓を通って、脚の付け根に届いて。下着の向こうに潜む私の奥がじんわり熱くなる。
「リコ、もう濡れてるの?」
ふふ…っと優しく笑うリヒト。左手が私のスカートに潜り込んできて、パンツの隙間から長い指が私の割れ目をそうっと撫でる。
「やぁ…んっ」
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