愛が重い彼氏と映画館デートではリモコンバイブを入れられて…!? (ページ 4)
ベッドに寝かせてから、やっと柚葉の中に埋まった無機質が取り出された。
玲弥はそれを見せつけるように柚葉の前に出す。
「これ、こんなにトロトロに濡れてるよ。すごく滑る」
「やだ!見せないで!!」
カアッと顔を赤くして柚葉は横を向く。
玲弥はわざと柚葉の顎に手を添えそれを見せつけた。
柚葉が目をそっと開いた時を見計らって、腟内に先程まであったそれに口付け、更には舌で蜜をすくった。
「!?〜〜〜〜っ!」
「柚葉の味」
「変態!」
睨む柚葉だが、玲弥は笑うだけ。
そして、そのまま柚葉の下腹部目がけて下降していく頭に、咄嗟に柚葉が言う。
「玲弥くん!今日は、だめ!」
「…?」
そこにたどり着く寸前で止められ、訳が分からずにいる玲弥。
「えっと…今日は、すぐ来てほしいの…多分…その、ならさなくても痛くない、から」
「でも…」
「早く、ナカに来てほしい…!」
遠慮気味に恥骨を抑え閉じていた脚を開いて見せた柚葉。
玲弥の糸が切れた。本日二度目だ。
キスだけで暴走しそうだったペニスも、もう準備は万端な状態だった。
「いい、のか…?」
「長く、ナカにいてほしいって、思ったの…」
目も潤み、耳まで赤くなった柚葉。
「もう、入るよ…ごめん、多分抑え効かない。腰壊したら、ごめん」
バイブを入れていたのに、いつもよりギチギチに締まってくる媚肉。
思うままに腰をぶつけながら、玲弥がポロポロつぶやいた。
「柚葉が、ナンパなんか…っされてるからお仕置のつもりで、バイブ入れて出かけ、たのにっ…っくしょ」
そう。このバイブを入れられたままのお出かけは、ナンパされた柚葉を見た玲弥が嫉妬に狂ってやりだしたことだった。
重めな愛情も、柚葉は優しく包んで受け入れた。
どんなに困らせるような意地悪も、こうして簡単に受け入れてしまう柚葉に、振り回されているのは玲弥のほうだった。
その日はずっとくっついて離れない玲弥。
罪滅ぼしなのかお風呂で体を洗うと一緒に入ればまた襲いだし、軽食をとるためにキッチンに立ってもご飯の前に柚葉が食べられた。
結局腰を壊された柚葉は、次の日休みで恨めしそうにベッドに篭もる。
体を触ろうものならペシッと玲弥をはたくほどで、玲弥も柚葉に触れる方法を考えあぐねるのだった。
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