愛が重い彼氏と映画館デートではリモコンバイブを入れられて…!? (ページ 3)
「っ…ンッ」
振動はしているけど、振動音が耳に入らないのは映画館だからだ。
他の場所ではきっときっと微かには聞こえてしまうだろう。
少し快感の波が収まってきていたのに、振動が強くなりクリも震え出したことでまた高められることになった柚葉。
映画を見始めてまだ1時間も経っていないが、ショーツはもうきっと意味を成していない。
脚をモジモジ擦り合わせ、腰も勝手にグラインドしてしまう。
快感から逃れるためだったのに、腟内で擦れるところも変わり逆効果にしかならなかった。
ほかの観客は皆スクリーンに釘付け。
場面も派手なアクションシーンで盛り上がる。
柚葉はもう画面を見ることもできずただ悶えていた。
体の内と座面に伝わる振動がだんだん強くなる。
「玲弥、く…っも、だめ…っ」
「ん?」
「あっ…っ」
ニコニコと意地悪く笑って柚葉を見つめる玲弥。
柚葉を見つめてすぐ、バイブの振動を強めた。
途端に柚葉の体が跳ねる。
映画の音がとても大きく鳴り響いていたその時だった。
玲弥はクリの部分のモーターの振動レベルを最も強いものにした。
「ふっ…ん、イ、っちゃ…〜〜〜〜!!!」
イッて柚葉が体を揺らした瞬間、玲弥は柚葉に口付けた。
それは嬌声が漏れぬよう蓋をしたのだった。
「っ…っ…〜、玲弥、く、もう無理…出よ、?」
「でも、まだ終わってないよ映画?」
満足気に柚葉を見つめる玲弥。
だが、やられっぱなしの柚葉ではなかった。
「もう…ほ、欲しいから…お家、帰ろ?」
これには玲弥もプツリと何かが切れた。
躊躇うことなく席を立ち柚葉の体を支えて荷物を手早くとる。
そこからは早かった。
映画館を出るなり外に丁度停まっていたタクシーに乗り込む。
家に着いてからは、玄関から激しく柚葉の唇を奪う余裕のない玲弥。
だが、柚葉も急ぎ足と快感に息が上がり、こちらも余裕がない状態。
「いつから、そんなに誘うのが上手になったわけ…?」
猛りを見せながらも、少しイラついたようにも見える玲弥。
「誰にもならって、ない…っはぁ、ほんとの気持ち…んぁっ」
首筋に口付けただけで悩ましい吐息を漏らす柚葉に振り回されている玲弥。
急いで互いに脱がせ合うと、柚葉を正面向きに抱き抱えそのまま寝室へ急ぐ玲弥。
小動物のような柚葉、だから誰の手も触れさせまいと異常なまでに気を張る玲弥は、見た目とは裏腹にいつも余裕が無い。
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