サプライズで彼氏のアパートを訪れると、とんでもないものを発見してしまって…!?
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サプライズで彼氏のアパートを訪れると、とんでもないものを発見してしまって…!? (ページ 1)
「これ、何…!?」
「あ、そ、それは…!」
見たことのないどぎついドM雑誌を前に、私はただ言葉を失うしかなかった。
完璧でカッコイイ私の彼氏。
その彼氏に、まさかこんな性癖があったなんて…。
事の発端は、私が彼の誕生日に、サプライズでアパートを訪ねたことだった。
本当はディナーを一緒に楽しむ予定だったけれど、彼の仕事が長引いておじゃんに。
誕生日なのに終電まで残業する彼があまりに可哀想で、せめて手作りのケーキを持っていこうと、日付が変わる前に彼のアパートを訪ねたのだ。
彼は仕事のせいでやつれていたけれど、すごく喜んでくれた。
で、彼のワンルームで一緒にケーキを食べて、楽しいひとときを過ごし、彼がちょっと席を立った時のこと。
ベッドの下から、何か雑誌が覗いている。
もしかしてエッチなやつかなって、興味本位にその雑誌を手に取った。
和馬もそういうの読むんだって思いながら。
まず最初に見えたのは、縄で縛られた全裸の男性。
「え…?」
縛られた男性が、女性に足蹴にされて喜んでいる写真が、バーンと表紙に載っている。
何かの見間違いかと思ったけれど、何度見ても間違いじゃない。
どこからどう見ても、玄人向けのSM雑誌だった。
「これ、何…!?」
「あ、そ、それは…!」
トイレから戻ってきた和馬が、真っ青になって私の手から雑誌を奪い取った。
「違うんだ京香!これはその、ええと、友達が置いていったやつで…俺のじゃないんだ!」
「そう、なの…?本当に?」
「えっと…その…」
和馬は嘘が吐けない性格だ。
明らかに目が泳いで、動揺している。
これは、間違いなく和馬の持ち物なんだ。
「和馬、こういうの好きだったんだ…」
「嫌いになった…?」
私は首を横に振った。
ショックはショックだけど、浮気されたわけでもないのに、和馬のことを嫌いになるわけがない。
ただ…。
「ちょっと、興奮したかも…」
「え?」
「ねえ、これ、やってみない?」
全裸で縛られて恍惚としている男性。
全然似ていないのに、その顔が和馬に重なる。
和馬が、もしこんな顔をしたら…。
考えただけで、あそこが疼いた。
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