友人カップルの浮気騒動に巻き込まれ、友人の彼氏の超絶テクにイかされまくっちゃう私

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友人カップルの浮気騒動に巻き込まれ、友人の彼氏の超絶テクにイかされまくっちゃう私 (ページ 1)

「いっただっきまーす」

久しぶりのおひとり様ごはん。

はぁー、落ち着く。

筑前煮は美味しそうに煮えてて、しらすおろしは名脇役って感じ。

数日前に、同棲中の彼氏が浮気したといって友人が転がり込んできて以来、狭い家がわちゃわちゃしていたけど、今日友人は出かけてしまったのでやっと普段の生活に戻ってほっとしていた。

ピンポーン、とドアのチャイムが鳴る。

なんだ、もう帰ってきたのか。

続いてドアを叩く音。

ちょっと、人がごはんを食べようとしているときに。

「今開けるね」

ドアを開けると、友人の彼氏の悠介くんが立っていた。

「悠介くん?今日あの子、出かけてる。悠介くんと会ってるんじゃなかったんだ」

「やっぱりここに転がり込んでたんだ。待たせてもらっていい?」

しまった。ここにいることを悠介くんには知らせていなかったのか。

「今日は遅くなるって…」

ていうか、なんで悠介くんが私の家を知っているんだ。

そうだ、あの合コンの時に一緒にタクシーに乗って、ここで降ろされたんだった。

半年も前に夜中に来ただけなのに私の家の場所を覚えてるなんて。

「ふたりでちゃんと話し合ったほうがよくない?日を改めて」

早くごはんを食べたいのに、勝手に待つと言われても困る。

「ああ、ブロックされちゃってて、話もできなくて。あいつの友達なんて、栞ちゃんぐらいしかいないから来てみたんだけど」

「そうなんだ。じゃあ電話してみるね」

ふと悠介くんを見ると、テーブルの上の夕食に熱い視線を注いでいる。

「あ…食事時に来ちゃって、ごめん」

「そんな、気にしなくても…」

今電話したら、修羅場になって、食事どころではなくなってしまうかも。

ここのところ毎日友人に泣かれて、私まで悲しくなって食欲をなくし、ちゃんとしたものを食べていなかった。

だから、今日こそ平和にごはんを食べたい。

「たくさん作っちゃったから、食べてく?」

「えっ…そんな…あ、でも、今日朝から何も食べてなくって…」

悠介くんの分の食事をテーブルに置くと、悠介くんは目を輝かせて、

「すっごい美味しそう。栞ちゃんって、料理上手いんだね」

と言って箸を握りしめた。

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