恥ずかしがって声を聞かせてくれない彼女に焦れて、少し強引に責めて痴態を引き出すお話 (ページ 2)

「千晶、気持ちいい?」
「い…ぁ、大輔…っあァ」
「ん…、千晶の声、やっと聞けた。可愛い…もっと聞かせて」
「んあぁ、やぁ! まっ…あぁっ」

顔のすぐそばにある小さな耳に息を吹きかけるように囁き、そのまま舌を這わすと、千晶はいやいやと首を振る。
しかし、身体は俺にがっちり捕らえられているので動かせず、ただただ与えられる快感に身悶えて小さな身体を震わせている。
その姿はひどく淫らで、俺をいつも以上に興奮させるには十分だった。
千晶の身体をグッと更に引き寄せて奥を穿(うが)てば、彼女は限界が近いのか、喘ぐ声が切羽詰まったものになる。

「大輔っイく…イ、っちゃ…は…ぁ」
「いいよ…大丈夫、イきな?」
「んん…ふ、ぁあぁぁ!」

ひと際大きく身体を震わせた千晶は、目を見開き大粒の涙を流しながら深く達したようだった。
過ぎた快感によって浅くなった呼吸を繰り返し、脱力している彼女の身体を支えながらゆっくり仰向けにする。
千晶は抵抗もせず、達したばかりの今はされるがままで、素直に正常位の格好に収まってくれた。
膝を抱えて、まだヒクヒクと痙攣している彼女の中へ再び入ると、柔らかな中が蠢(うごめ)いて俺のモノを包み込み、奥へ奥へと誘(いざな)う。
呼吸が整わないのか、ハフハフと必死に酸素を取り込もうとしている彼女が可愛くて、その唇に触れるだけのキスを落とす。
とろけた表情で俺を見上げる千晶は、ひどく煽情的で。
千晶の達した顔を初めて見た俺は、それだけで欲情して一段と陰茎が硬くなるのを感じた。

呼吸が整ったのを見計らってゆるゆると律動を再開すると、千晶は重そうに腕を動かし枕に手を伸ばそうとした。
もう散々声を出したのに、どうやらまだ恥ずかしいらしい。
そうはさせるかと伸ばした腕を頭上で捕らえ、片手でまとめあげると、千晶は「なんで…」と泣きそうな声をだす。

「千晶。気持ちよくなってる顔も声も、すげえ可愛いから。もっと俺にいろんな表情見せてよ」
「や…恥ずかしいから…ねえ、お願い大輔。意地悪しないで…」

こんな風に言われて、煽られない男がこの世にいるだろうか。
いや、いない。
俺は自分の理性の箍(たが)が外れるのを感じた。

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