エッチを渋ってしまったら、彼氏が私に密着しながら一人で楽しみ始めて…！？

「んー…今日疲れてるしめんどい、口でいい？」

つい気がゆるんでそんな事を口走ってしまった。
私の言葉を聞くと、僅かに上唇を付き出して拗ねたような顔をする彼。
それから片方だけ口角を上げて、少し意地悪そうに笑った。

あ、やばい。こういう顔をする遥太はタチが悪いってこと…よぉく知ってる。

「わかった。じゃあ美海には負担かけないからさ」

そのまま耳元で告げる。

「少しだけ、付き合ってもらっていい？」

＊＊＊＊＊

「っア、…もお、やぁ…ッ！」

ベッドに横になった私を後ろから包み込むような体勢で、耳元では彼の荒い吐息が聞こえる。

いわゆる素股をされつつ、彼の先端が時折クリをかすめる。
わずかな刺激でも繰り返されれば私から蜜が溢れて、さらに滑りを良くしていくから恥ずかしくてたまらない。

時折悪戯に彼の手が胸周りから乳首をかすめる。ピクッと反応したところで耳の中へと舌がねじ込まれた。

「ァ、あ！…～ッ…！」

こんなの、生殺しもいいところだ。

「もう無理、遥太っ…入れて」

「したくないんじゃないの？」

「したいっ、エッチしたいからぁ！」

涙目になりながら訴える。
耳元でささやかれる度に中がキュンキュンして止まらない。
溢れる蜜が、この先の行為への切望を物語っていた。

「んーでも、中ちゃんと慣らさないと。ほんとに美海したいの？無理してない？」

「っ、したいっ、てば…！」

恥を忍んで口にする。なのに彼は全然聞き入れてくれなかった。それどころかさらに私を追い詰めるのだ。

「したいなら自分で中慣らしてみて。出来るよね」

「そ、んな…ッ」

ほら、と私の手を取って秘部へと誘導する。自分の中指がひたりと入口へあてられると、自然とそこがヒクついた。

「ぁ…あ…ッ、」

既に濡れていた秘部はあっけなく私の指を飲み込んだ。その羞恥に顔が熱くなる。
彼の前でこんな自慰するような姿を見せたことなんて無かった。

「っひ…！ ぁ」

指先が私のいいところへとあたる。
そこで拾う快感をよく知っている私はもう止めることなんて出来なかった。
指の動きと共にくちゅ、ぬち、とはしたない音が響いて、どんどん激しさを増していく。
たまらなくなって指をもう一本増やす。すると、私の様子を添い寝しながら見ていた彼が静かに笑うのがわかった。
そんな羞恥にさえ煽られていく。