セフレの彼と私。その関係に虚しさを感じていると、彼が私の顔を覗き込み…。

絡まる指先。

肌を滑る唇。

時折触れるレオンの髪の毛先がくすぐったい。

こうやって、レオンと体を重ねるようになったのはいつからだろう。

私の寂しさを埋めてくれる、レオンの体温。

温かくて、気持ちよくて、ドキドキする。

セフレという関係は、虚しい。

体を重ねることはあっても、唇が重なることはない。

そんな関係がどんなに悲しくてツラいとユキが思っているのかを、レオンは知らない。

「どうした？」

不意に声を掛けられ、ユキは現実に引き戻された。

「え？何が…？」

「何、考えてる？」

グチュ、と音をたて、レオンの剛直がユキのナカを深く抉った。

「あぅ…」

レオンは、ゆっくりと律動を再開し、下に組み敷いたユキを見下ろしてきた。

「あ、あ、あ…ふあっ…っ」

揺さぶられるたびにユキの乳房は大きく揺れ、それを恍惚とした顔でレオンが見つめてくる。

「なあ…何、考えていたの？」

「ひあっ…！」

キュッと乳首を摘ままれ、体が弓なりに反る。

挿入されてからどれだけの時間がたったのだろう。

今日のレオンは、なんだかしつこい。

乳首を丹念にこねられ、ナカを執拗にかき回されたユキは、どんどん快楽の渦に飲み込まれていく。

「気持ちいい？」

「あんっ…あっ…ああぁぁあぁ…っ！」

乳首の愛撫が止んだかと思えば、腰を強くつかまれ、激しく何度も突かれる。

乾いた音が部屋中に響き渡り、それがまた快楽を誘っていく。

「ユキのココ、俺のを咥え込んだまま放さねえな…。どんだけ好きなんだよ」

「ああぁぁっ！くあっ…！イ…イクぅ…」

レオンに性感帯を開発された私は、簡単に絶頂を迎えてしまいそうになる。

しかし、イジワルなレオンはピタリと動きを止めた。

「あ…なんでぇ…ぁ」

もどかしい感覚がツラくて、抗議するように見上げると、ニヤリと笑ったレオンはユキの乳首に舌を這わせる。

「あっあっ…んんっ」

「イキたいの？じゃあお願いしてみろよ」

「やだぁ…っ…恥ずかしいっ」

「あっそう。じゃあもう抜くぞ」

そう言って、レオンは腰を引いて自身を引き抜こうとしてきた。

下腹部を支配していた圧迫感と熱さがなくなりかけ、ユキは戸惑う。

「どうした？何物欲しそうな顔してるわけ？」

「そ、そんなこと…あっ…ああぁぁあぁあぁぁ―っ！」

ぎりぎりまで引き抜かれていたレオンの剛直が一気に挿入され、ユキの頭は一気に真っ白になる。

獣のように激しく腰を打ち付けられ、呼吸をするものままならないほどの快感が、全身を駆け巡る。

「気持ち、いい…あっあっ…！レオン…！」

「っ…。おい、その顔やめろ…！歯止めが利かなくなるだろうが…っ」

悔しそうに顔を歪めたレオンから、ぽたぽた、と数滴の汗がユキの体に落ちた。