抱き潰されて気絶した私を優しくお風呂に入れてくれた彼。でも彼の性欲は止まらず…。
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抱き潰されて気絶した私を優しくお風呂に入れてくれた彼。でも彼の性欲は止まらず…。 (ページ 1)
ちゃぷん、と鳴った水音にアサヒは目を覚ました。
目の前に広がるモコモコの泡に、何度か瞬きをした。
もう指先すら動かない右手を軽く持ち上げられると、またちゃぷんと水音が響く。
腕に擦り付けられる泡をおぼろげに見つめ、その行為に身を委ねる。
そこでやっと自分が湯船に使っているのを認識した。
しかもこの香りは、頑張った自分へのご褒美に買ったお気に入りのバスボムだ。
ぜいたくな泡風呂が大好きで、今の仕事がひと段落したら使おうと思っていたのに…。
「起きたか?」
耳元で囁く耳心地のよい声に、ふるりと震えた。
カレシのダイチに背後から抱き締められる形で湯船に浸かっていると気づいた途端に、腰がむず痒くなる。
「あん…」
「なに感じてんの?」
広がる泡を掬ってはアサヒの肌を撫でつける手に、背筋がゾクゾクする。
「あんなにイッたのに…。アサヒは本当にエッチだな」
そう言ってくつくつと背後で笑うダイチをにらみつけるが、彼は全くひるみもしない。
優しくて、カッコよくて、包容力もあって、本当に大好き。
でも、夜だけはちょっと違う。
日中はあんなにも優しいのに、ひとたびベッドの上に乗ると、その姿は豹変(ひょうへん)する。
強引で、しつこくて、とてもイジワル。
2時間近く丹念に愛撫され、グズグズになったアサヒを朝まで抱き潰すのだ。
今日も早々にベッドに押し倒され、何度も焦らされた挙句、指だけで何度もイカされた。
その後は何度やめてと言っても容赦なく挿入され、されるがままに抱かれ続けた。
毎回失神するまでイカされるのがお決まりなのだが、今回もその通りにされてしまった。
「大事にとっておいた、バスボムなのに…」
思ったよりも掠れた声には、自分自身も驚いた。
あれだけ叫んだのだから、当たり前なのだが。
コンコンと何度か咳き込んでみるが、声の感じは変わらない。
「あらら、ハスキーボイスになっちゃったね」
「ケホッ…誰のせいよ…」
恨めしく背後にいるダイチを睨みつけるが、ダイチはニヒルに笑うだけでとても悔しい。
「でもその声、すごくセクシー。そそる…」
「ひゃっ……あっあっ…っ」
あんなにも優しく体を洗ってくれていたのに、その手は再びいやらしくアサヒの体を撫で回し始める。
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