寝ている間に視界も自由も奪われ蹂躙される渇望叶う時
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寝ている間に視界も自由も奪われ蹂躙される渇望叶う時 (ページ 1)
ん・・・
鈍い痛みと不自由さで目が醒めた。
・・はずだが、何も見えない。
目はアイマスクのようなもので覆われているようだ。
手首はタオルのようなもので縛られている。
どうやらベッドのヘッドボードかなにかに括り付けられているようだ。
「え・・な・・んで・・?」
わけが分からず身じろぎをする。
「・・目が覚めた?」
耳元で聞き慣れた声。
「・・え?・・遠夜先輩・・?」
「・・もしかして、覚えてない?」
胸を這う唇の感覚。
目が見えないからか、いつもより敏感に感じる。
「ンッ・・ふ・・」
舌の先が、乳首を避けるようにその周りを丹念に舐める。
「ヤッ・・あ・・ぅん」
楓がビクン、と体を反らせる。
「・・こうされたかったんだろ?」
彼が胸の先端に歯を立てる。
先端に走る鋭い痛み。
「ヒッ・・!・・ァッ・・」
遠夜が胸から口を離し、今度は耳朶を甘噛みしながら、楓の耳元で囁く。
「抱いて欲しいって、誘ったのは楓だよ?」
「ふ・・あぁ・・」
そうだ。
思い出した。
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