念願のマッサージ店に初出勤したらオイルマッサージの研修がはじまって― (ページ 3)
思わず声が出た。
中に入っていたのは紙パンツだけ。
(これだけ!?しかもパンツちっちゃいし…。)
どうしようとオロオロしていると…
「木村さん。着替え終わりましたか?」
ドアの外から店長の声が聞こえた。
もうこれ以上時間はかけられない。
私は思い切って全部を脱いで、カゴに入っていた紙パンツを履いた。
そのまますぐにベッドにうつ伏せになる。
タオルも何もない状態だったので、なんだか恥ずかしい。
それでもあまり店長を待たせる訳にはいかないので、うつ伏せのまま声をかけた。
「着替え終わりました。」
すぐにドアを開けて店長が入ってくる。
そしてカタカタと準備を始めた。
「あの…、誰がやるんですか…?」
「私ですよ。」
「え…!?」
慌てる私に店長が淡々と言う。
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