足を怪我したドSな彼に看病という思いもよらぬ焦らしプレイを仕掛けられる (ページ 5)

彼の足元に跪き、じゅぶじゅぶと水音を立てながら頭を動かす。

時には先端をちろちろと舐めてみたり、奥まで銜え込んでみたり。

「日和…気持ち良い」

苦しかったけれど彼の温もりを感じる事が出来てとても満ち足りた気分だった。

「…上手になったね」

響が熱い吐息を漏らしながら何か囁く度に、じんわりと下着が濡れる。

今日はまだ殆ど触られていないのに、少しの刺激に身体が跳ね上がりそうだった。

彼に触れる度に自分が触れられる事を想像して息が上がり、思わず目の前の太ももに跡を残す。

白い肌に赤い花がひとつ咲き、その様はひどく扇情的だった。

「もう欲しい?」

何食わぬ表情でこちらを見ている響の瞳には、鋭い熱が篭っている。

さながらわたしは蛇に睨まれた蛙でしかなく、そんな目で見られては頷く事しか出来なかった。

「じゃあ、まずは脱がせて」

そう言う彼の服のボタンに手を掛けるが、指先が震えてなかなかうまく外れない。

それでもなんとか2、3個外したが、もどかしくなって服を引っ張れば床に残りのボタンが転がっていった。

「…そんなに我慢出来なかったの?」

ちらりと足元のボタンに目を向けてから蔑むように笑われたが、もうそんな事は気にしていられなかった。

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