素直で可愛らしい反応に、今まで気付かなかった自分の中の嗜虐心が掻き立てられて…

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素直で可愛らしい反応に、今まで気付かなかった自分の中の嗜虐心が掻き立てられて… (ページ 1)

事務の仕事を辞め、アロマテラピーの資格を取ったのが三年前。

しばらくは女性向けのエステ店で働いたけれど、思うように稼げなくてメンズエステに移った。

メンズエステと言っても風俗店ではないから、お給料は微増といったところ。

でも、疲れた様子で来店したお客様を癒すのは、やりがいがある仕事だ。

「こんにちは。本日、担当させていただく、リコです」

「よろしくお願いします」

珍しく若いお客さんが来た。

「カイさん、二十五歳、会社員。肩に不調がある、ということですね」

カウンセリングシートを確認したら、思った以上に若い。

「パソコン仕事が多くて、肩がこるんです」

典型的な血行不良。

私はローズマリーとイランイランのオイルを選んだ。

「このブレンドで全身トリートメントがおすすめですよ。香り、どうですか?」

「いい匂いです。お願いします」

カイさんが淡く笑う。

色っぽい笑顔にときめいてしまいそう。

「では、こちらに着替えてください」

背の低い簡易ベッドに誘導して、紙パンツを渡した。

うちの紙パンツはTバックタイプ。

カイさんは恥ずかしそうに、紙パンツ一枚になる。

無意識に体を隠そうとする姿が微笑ましい。

「まずは、うつ伏せで」

「はい…」

「冷たかったら言ってくださいね」

たっぷりとオイルを手に出して、足の裏からほぐしていく。

「ふくらはぎが張ってますね」

ふくらはぎを下から上へとじっくり揉んだ。

「ふっ…」

私の手が太ももに触れた瞬間、カイさんが吐息をもらした。

「くすぐったいですか?」

「いや、平気です」

太もものつけ根やTバックから覗くお尻も、しっかりと揉んだ。

「背中もほぐしますね」

引き締まったウエストを跨いで、体重をのせて背中をほぐした。

「次は腕のトリートメントですので、仰向けになってください」

カイさんがのろのろと仰向けになる。

紙パンツが不自然に膨らんでいた。

「すみません…」

「大丈夫ですよ。疲れてる時は、みなさんこうなりますから」

見慣れた光景。

今さら戸惑いはしないけれど、カイさんの反応が可愛いから困る。

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