背反の罪に与えられる快感

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背反の罪に与えられる快感 (ページ 1)

「神は貴女をお許しになります。神のご加護があらん事を…」

「ありがとうございます…!」

軽やかな足音が教会の外へ消えて行ったのを確認して、私は控室から顔を出しました。

「今日はあの子で最後ですね、お疲れ様です」

懺悔室から出てきた来栖神父様へ声をかけると、

「シスターマリア、貴女もいつもご苦労様です」

箒を片手にしている私に、優しく微笑みかけてくださいました。

放課後は、来栖神父様が迷える子羊たちの懺悔を聞くお時間です。

その間、私は彼女達と顔を合わせないよう、控室で聖書などの整理をしています。

懺悔の時間が終わったので、中庭へと移動しました。

「さようなら、シスターマリア」

「さようなら、気を付けて帰るのですよ」

私立女学院の敷地の一角にあるこの教会周りを箒で掃きながら、女生徒達を見送っていると。

「…あら?」

1人の女生徒が辺りを見渡した後、教会の中へ入っていくのが見えました。

「まだ懺悔をする生徒がいたのかしら…?」

今日は先程の子で最後だったはずだけれど、来栖神父様なら対応してくださるでしょう。

そう思って、私は掃除の続きに取り掛かりました。

「それにしても…」

あれからかなりの時間が経ったのですが、女生徒が出てくる気配がありません。

鉢合わせてはいけないからと外で掃除をしながら待っていたのですが、あまりに遅すぎます。

私は、そっと教会の扉を開けて、中の様子を伺いました。

懺悔室の方から微かに女性の声が聞こえます。

(まだ懺悔をしているのですね。では今のうちに…)

控室へ戻ろうと、足早に懺悔室の横を通り過ぎようとした時。

「んっ…あっ…神父様ぁ…」

「困った子羊ちゃんだね。これをどうして欲しいの?」

「挿れてください…神父様の…あぁんっ!熱くて大きい!!」

「君の中も気持ちいいよ。ほら、自分で腰を振って」

何が起こっているのかを明確に理解するよりも早く、私は反射的に動いてしまいました。

「何をやっているのですか!?」

懺悔室の扉を勢いよく開くと、制服を淫らにはだけさせた女生徒が来栖神父様の上に跨っていました。

「…きゃぁ!シスターマリア!?」

来栖神父様は、私の姿と声に驚いて慌てて離れた彼女の腰を掴み、

「何をやってって…ナニをヤッてるように見えますか?」

「んふぁっ、神父様、やめ…」

あろうことか、ご自分の膝の上で再び彼女を貫きました。

「ねぇ、本当にやめて欲しいの?」

「だって恥ずかしい…」

「人に見られて興奮してるんじゃない?さっきより締まってるよ」

彼女の背後から囁きながら両膝を抱え上げ、そのイヤらしい結合部を私に見せつけてきます。

「あっ、やっやめないでください…そんな激しくしたらイッちゃう…!」

「イっちゃっていいよ、私もそろそろ…」

「んあぁぁ、んひゃぁ!熱いのが中にドクドクってぇ…!」

「…っ…おやめなさい!来栖神父様!!」

けれど、私の叫び声と彼女の嬌声が虚しく響き渡るだけでした。

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