逃れたはずなのに!音信不通だった弟が社会人になり、見つかった私はまた弟と関係を…
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逃れたはずなのに!音信不通だった弟が社会人になり、見つかった私はまた弟と関係を… (ページ 1)
ああ、ついに見つかった。
ドアを開けると、そこには見知った顔だが、チカの知らない男が立っていた。
「アツシ…」
あの頃はまだ、成人前の大人と子どもの狭間で幼さの残る顔立ちだった。
今はそれもなくなり精悍な男の色を漂わせている。
「久しぶり、姉さん」
懐かしい笑顔、だが声はあの頃より低く、冷たくチカの耳に響いた…。
*****
グチュグチュと結合部から漏れ出る体液。
パンパンと激しく腰を打ち付ける音が鳴り響く中、チカは嬌声を上げながらその快楽に流されていた。
「俺と離れて、もっと遊んでるかと思ったのに…」
「ぁん…ぁ、そんで、なんか…ぁぁ…」
チカはアツシが自分のことを姉ではなく、女として見ているのに気づいていた。
チカもそんなアツシのことを嫌悪せず、自分もアツシに男として意識していることに戸惑う。
そして2人は必然に身体を求め合うようになる。
背徳的な行為に夢中になったが、いつまでもこの関係が続くとは思っていない。
だから、社会人になったらチカは実家から出ていこうと決めていた。
そして決行して、今日までアツシと会わないようにしていたのに…
「俺から逃げられると思った?残念だったね、俺も晴れて社会人になったし、こうしてチカが住んでるところに来ることができるようになったんだから…」
バシンバシン、と腰を打ち付けてアツシは嬉しそうに喘ぐチカを眺める。
「ゃ、そこ…ぁぁ…ゴリゴリしちゃ…ぁっ…」
「ここが気持ち、いいの?わかったもっとチカが気持ちよくなるようにゴリゴリしてあげるね」
「ぁ、ゃっ…だめ…ゃあっっ…」
チカの膣の最奥をアツシの先端でグリグリと捻じりこむように押し入れた。
最奥に鈍い痛さをともなった疼きが生まれ、その先の甘美な快感に腰をくねらせながら、声なき喘ぎ、チカは侵(おか)されていた。
慣れ親しんだ、男の身体。
5年のブランクを感じさせないほどしっくり馴染んだ。
「ここの地には僕たちが姉弟だって知ってる人はいないからこれから堂々と恋人として過ごせるよ」
その言葉にチカはアツシを捉えたまま締め付けた。
「そんなに中に欲しいの。じゃ、もう手加減しないから、たっぷり俺に溺れてね」
ギラリと目つきが変わり、雄の顔になるアツシ。
チカもアツシの言葉に今までの背徳感を脱ぎ捨て、本能のままアツシを求めた。
姉弟の殻を脱ぎ捨て、ただ惹かれ合う男女として、欲求のまま求め、満たされるまで行為は続いた…。
*****
日の高く上がった時間に、チカは目を覚ます。
彼女の横には姉弟だった、愛しい人が眠っていた。
この土地には、彼女たちが姉弟だと知るものはいない。
アツシから求められ、ずっと一緒にいようと言われた。
チカは寝ているアツシの髪を撫でながら、その言葉を噛み締め、喜びに浸っていた…
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