幼馴染とラブホテルで初めてのエッチ。彼との甘々エッチにハマっちゃいそう。
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幼馴染とラブホテルで初めてのエッチ。彼との甘々エッチにハマっちゃいそう。 (ページ 1)
幼馴染が彼氏というのは、何だか不思議な気分だ。
友達からは「漫画みたいだね」等と言われるが、そうでもない。
生まれた時から一緒に育ち、兄弟みたいな私達が付き合い出したのはつい半年前の事だ。
私達は社会人になるまで、それこそ高校から半年前まで離れていた期間があった。
彼は夢の為に他県の高校で寮生活をしていたし、大学は私が他県の方へ進学してしまった。
再会したのは1年前。
お互い地元に戻ったが、忙しくて会えず、私の妹の結婚式で久しぶりに再会した。
連絡は少し取り合っていたが、きちんと話したのはその後の二次会で。
和馬は今や医者の卵として忙しい日々を過ごしており、私は介護士になった。
毎日多忙を極めており、そしてお互いが将来に不安を抱いていた。
果たして、結婚する機会が来るのだろうか、と。
和馬も私もそれなりに恋愛をしてきたが、どうもお互い似ている部分があり、交際相手から過度な干渉をされる事が大の苦手なのだ。
度々そんな事があったので、恋愛を面倒に思う事があり、話し合いの結果私達は打算で付き合う事になったのである。
これは結婚を前提としている付き合いだ。
同棲してはいるが入れ違いが多く、偶に会えば「久しぶり」等と挨拶をする妙な生活を送っていた。
この半年一緒に住んでいるにも関わらず、キスもSEXもしていない。
何故かタイミングが合わなかったのだ。
いや、それはただの言い訳かもしれない。
幼馴染とSEXするのは何だか恥ずかしいというか、躊躇いがあった。
和馬がどう思っていたのかは分からなかったが、金曜日の夜、楽しそうに「日曜日は何もしなくて良いんだー!!」と浮かれていたので、「じゃあそっとしておいてあげよう」と気を遣ってあげる事にした。
しかし、和馬はこう言った。
「麻子、これはチャンスなんだ」
「チャンス?何が?」
「いや・・・その・・・二人で出かけようと思って・・・」
休みは趣味の読書を楽しむ和馬が珍しい。
私も特に何もする事がなかったので、日曜日は2人で映画を観に行く事にした。
お互い趣味が違うので、(映画館に行ったらきっと解散して、観終ったら集合かな)と勝手に想定していたが、あの和馬が私に合わせて絶対に観ないホラー映画を隣で震えながら観ている。
どういう風の吹き回しだろう。
「怖かった・・・・」
「無理しなくて良かったのに。観たい映画あったんじゃないの?」
「いや、大丈夫」
「・・・ホントにどうした?悪い物でも食べた?」
私が以前から食べたかった激辛ラーメンも、行きたかった遊園地も、本当は苦手なのに付き合ってくれている。
何時もなら寡黙であまり口が達者ではない和馬が、一生懸命話題を振り、笑っている姿に不安を感じた。
まさか、別れたいとか、そんな前振りだろうか。
和馬は何か重大な事があると、落ち着きがなくなることがある。
ああ、何となく分かってきた。
遊園地は人だかりで、疲れた和馬をベンチで休ませて、落ち着いた所で話を切り出した。
「ねえ、和馬さ。何か私に隠してるでしょう?」
「え?ぇえ?そんな事ないけど・・・」
明らかに動揺している。
やっぱり、何か隠しているんだ。
和馬に迫るように、顔を近づける。
「私の予想ね。和馬、あんた職場で何かあったでしょ?」
「・・・・えっと・・・」
「やっぱり。おかしいと思った!直ぐ分かるんだから、変に隠すの止めて」
途端に「参りました」とでも言うように、和馬は俯いてぽつりぽつりと話し始める。
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