言葉なんていらない。お互いを煽るのは…資料室の秘め事 (ページ 3)
「ぁっ、っ、んっ」
「声も潤んだ瞳も髪の匂いも、全部私を煽る。鳴かせてみたい、そう思ったのがいつだったかもう思い出せませんよ。」
クスッ
先生が笑う。
はぁ はぁ、
私の乱れた息づかいだけが部屋に響く。
ふと先生が離れた。
あっ行っちゃう・・・
そう思った時、カチャっと鍵の閉まる音が聞こえた。
「なんて顔で見るんですか・・・。全く、私がこんな事になるなんてね。」
ガタッ
「んっ。」
舌が強引に入ってきた。
「口をもっと開けて。」
「んっ、ぁ、んんっ」
「そう。」
深い、深いキス。
ピチャッ ピチャッ チュルッ
イヤらしい水音が響く。
先生とキスしてる。
そんな事考える暇を与えてくれないキス。
唇が離れる。
ベロッ
先生が自分の唇を舐めると、得体の知れない悪寒が背筋を走った。
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