言葉なんていらない。お互いを煽るのは…資料室の秘め事 (ページ 2)
「はぁ。先生ってほんと固いね。みんな割とそういう事してるよ?この間は私の友達が新しい保険医とキスしたって言ってたし。」
「そんな情報にはつられませんよ。全く・・・あなたから見たら私なんてただのおじさんでしょう。どこが良いんだか・・・私にはさっぱりわかりませんよ。」
おじさんなんかにはとても見えない。
スラリとした長い手足。
綺麗な指先。
切れ長な瞳。
「あなたじゃない。はるか。何度も言ってるじゃん。それに別に付き合ってとか好きとか言ってない。ただ先生がセックスしてる時の顔が見たいだけ。 」
はぁ。
聞こえてきた大きなため息。
「全く・・・あなたは成績は優秀なのに、そういう事ばかり考えてるんですか?」
「うん。白石先生の授業はそれしか頭にない。先生の声とか視線とか、指先が好き。」
あ、好きとか言っちゃった。
チラリと先生を見た。
先生はじっとこちらを見ている。
「あなたって本当・・・」
「??私がなに?」
カタッ
「煽るのが上手い。」
「んっ」
キス。
初めて先生が私に触れた。
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