VIP専用ルームに鎖で繋がれ歯を立てて噛みつかれて…狂わされるハロウィンナイト (ページ 3)
「ここから先はVIP専用だから、VIP会員とそのツレじゃないと入れないんだ」
「あ、ごめんなさい」
「私たち知らなくて…すみませ…きゃっ」
一瞬何が起こったのかわからなかった。
不意に後ろから腕が伸びてきて、私はその腕の中にすっぽりと収められていた。
「コイツ、俺の連れ」
耳元でそう囁く声に聞き覚えなんかない。
…誰?
私は誰に抱き締められているの?
ふっと横を見ると、友人は、狼男に抱き締められていた。
「カイトのツレか…」
じゃあどうぞ…と、鉄の扉が開かれる。
カイトと呼ばれた男の人は、スプラッタードクターに扮していて、白い白衣は赤い血で濡れていた。
その人に強引に手を引かれ扉の奥へと連れていかれる。
「ちょ、あの、待って…っ」
そんな静止の言葉も聞き入れてもらえず、もう一つ扉を開けて入った部屋は、どこかの牢獄のような場所だった。
「あ、あの、私…」
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