素っ頓狂な声を上げる私を無視して続ける。
「俺がセックスの気持ち良さ教えてやるよ…」
…?
何を言ってるの?
頭の上にハテナマークが飛んだ。
のも、束の間。
私は彼の腕の中にいた。
「…な…に?」
「だから、俺が気持ち良くさせてやる」
服越しに胸を揉まれる。
「…気持ち良くなんか…ッ、ならないッ」
「…言ってろよ」
首筋を這う舌が妙に色っぽくてぞくっとした。
「んッ…」
髪の毛を掻き上げられ、声が上がる。
彼の手がシャツの中に滑り込んできて身体中を撫で回す。
「…ハァ…ンッ」
「ふっ…感じてんじゃん」
冷静に言われると、腹が立つ。
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