10年以上ただの友達だった男友達との熱いキスと秘密の夜中の時間

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10年以上ただの友達だった男友達との熱いキスと秘密の夜中の時間 (ページ 1)

10年以上何も無かったのに…

*****

今日は中学の同窓会。
通っていた学校が来年廃校になるので、10数年ぶりに集まることになった。

「やべ〜!懐かしいな〜!!」

「なぁ見てこれ!相合傘とか彫ってたよな(笑)」

久しぶりに足を踏み入れた校舎は、思い出の中のものよりなんだか小さくて、不思議な感じだった。

30人のクラスメイトが全員集まれることなんて、後にも先にもこの日だけかもしれない。

みんなが思い出を語ったりはしゃいでいる姿を眺めながら、いわゆるエモい…という感情になっていた。

私の席は窓側の1番後ろ。
ここからクラスのみんなを眺めるのが好きだった。

「なあ美香二次会行くっしょ?」

前の席にまたがって聞いてきたこの男はカズト。

カズトと私を含む6人はずっと続いていて、ちょこちょこ会っている。

なんなら先月も集まったばっかりだ(笑)

「二次会ってかいつものやつだよね? いくけど(笑)」

男女の友情なんて…とかよく言うけど、この6人はいわゆる親友というか家族みたいな感じで、どの組み合わせで会っても居心地が良かった。

「うん、いつもの(笑)なんなら店もいつものとこでいいっしょ?電話しちゃうわ!」

カズトはサッカー部のキャプテンだった。
だから久しぶりに喋りたい女の子もいるだろうに、イツメンでいいんかい…!

と内心思ったが、特に言わなかった。

「〇〇さん!」

同級生の男の子だ。

「◯◯さん久しぶり〜!全然変わらないね!」

「わぁ久しぶりだね!!」

◯◯さん…と名字で呼んでくるくらいの距離感だった同級生。

「もう大昔の事だから言っちゃうけど、俺◯◯さんの事好きだったんだ!吹奏楽部の練習が良く窓から見えてさ、一生懸命練習してるとこ良く見てた(笑)」

「え!そうなの!?ぜんっぜん知らなかったよ!ありがとね〜!」

こんな少し甘酸っぱい、でも楽しい会話が出来るのもアラサーの集まりならでは。

校舎を懐かしんだり思い出に浸ったり、楽しい同窓会はあっという間に時間が過ぎた。

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