10年以上ただの友達だった男友達との熱いキスと秘密の夜中の時間
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10年以上ただの友達だった男友達との熱いキスと秘密の夜中の時間 (ページ 1)
10年以上何も無かったのに…
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今日は中学の同窓会。
通っていた学校が来年廃校になるので、10数年ぶりに集まることになった。
「やべ〜!懐かしいな〜!!」
「なぁ見てこれ!相合傘とか彫ってたよな(笑)」
久しぶりに足を踏み入れた校舎は、思い出の中のものよりなんだか小さくて、不思議な感じだった。
30人のクラスメイトが全員集まれることなんて、後にも先にもこの日だけかもしれない。
みんなが思い出を語ったりはしゃいでいる姿を眺めながら、いわゆるエモい…という感情になっていた。
私の席は窓側の1番後ろ。
ここからクラスのみんなを眺めるのが好きだった。
「なあ美香二次会行くっしょ?」
前の席にまたがって聞いてきたこの男はカズト。
カズトと私を含む6人はずっと続いていて、ちょこちょこ会っている。
なんなら先月も集まったばっかりだ(笑)
「二次会ってかいつものやつだよね? いくけど(笑)」
男女の友情なんて…とかよく言うけど、この6人はいわゆる親友というか家族みたいな感じで、どの組み合わせで会っても居心地が良かった。
「うん、いつもの(笑)なんなら店もいつものとこでいいっしょ?電話しちゃうわ!」
カズトはサッカー部のキャプテンだった。
だから久しぶりに喋りたい女の子もいるだろうに、イツメンでいいんかい…!
と内心思ったが、特に言わなかった。
「〇〇さん!」
同級生の男の子だ。
「◯◯さん久しぶり〜!全然変わらないね!」
「わぁ久しぶりだね!!」
◯◯さん…と名字で呼んでくるくらいの距離感だった同級生。
「もう大昔の事だから言っちゃうけど、俺◯◯さんの事好きだったんだ!吹奏楽部の練習が良く窓から見えてさ、一生懸命練習してるとこ良く見てた(笑)」
「え!そうなの!?ぜんっぜん知らなかったよ!ありがとね〜!」
こんな少し甘酸っぱい、でも楽しい会話が出来るのもアラサーの集まりならでは。
校舎を懐かしんだり思い出に浸ったり、楽しい同窓会はあっという間に時間が過ぎた。
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