年上彼氏の理性を崩したくて媚薬を盛ってみたら想像以上にエッチになってしまった話 (ページ 2)

唯人さんが泊まりにきた三連休初日。

夕方からうちに来たので、夕食は私が作り、一緒に食べてのんびり過ごすことになっていた。
食事とお風呂を済ませ、今は唯人さんがお土産に買ってきてくれたブランド品のチョコレートを一緒に食べている。

コーヒーを出しているので、媚薬を入れるタイミングは今しかない。
一杯目はまだいいかなと入れずにいたので、おかわりを頼まれてから入れようと思っている。

「美味しいですね、このチョコ」
「俺も好きなんですよ。小春さんの好みにも合っていたようで、よかったです」

唯人さんは、職場では「僕」と言っているけれど、二人の時は少しだけ崩しているのか「俺」という。
そのギャップもたまらなくて、私は一人でドキドキしてしまっている。
早く媚薬を飲んでもらって、えっちな気分になってもらいたい!

「あ…小春さん、すみません。おかわりをいただいてもいいですか?」

そう思っていると、唯人さんからコーヒーのおかわりを頼まれた。
時は来た。私は任せてくださいと力強く返事をして、意気揚々とコーヒーを注ぎにいく。

媚薬は液体タイプで、一回の使用につき三適ほどで良いと書いてあった。
なので、そっと瓶を傾けて媚薬が落ちていくのを見守ろうと…。

「あっ」

力みすぎてけっこうな量がコーヒーに入ってしまった。
大丈夫かな、これ。
…きっと大丈夫だろう。唯人さんが乱れる分には、何の問題もない。

「お待たせしました、どうぞ!」
「ありがとうございます、いただきますね」

何も知らない唯人さんは、コーヒーを飲む。
そんなすぐに効果は出ないだろうと思っていたけど、飲んでから少しして、唯人さんはなんとなくボーッとしてきたようだった。

「…熱い」

着ているシャツの胸元に風が入るようにパタパタとする唯人さん。
顔も心なしか赤くなってきていて、息も上がってきているようだった。

「唯人さん、どうしました? もしかして、熱でも…?」
「いや、大丈夫です…それより…」

じぃ、と見つめてくる唯人さんは、ずいぶんと艶っぽい目をして私を見つめている。

「…ベッドに、行きませんか?」

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