元彼のセフレとお家デート。立ちバックをおねだりしてイかされまくったその後は…

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元彼のセフレとお家デート。立ちバックをおねだりしてイかされまくったその後は… (ページ 1)

「今日も泊まってっていい?茉緒の家ってやっぱり居心地がよくってさ」

「え、いいけど」

侑人の屈託のない言い方に、単純に居心地がいいだけなんだろうと思いながらも、その後のことを考えて複雑な気持ちになる。

「やったー。じゃあ食器洗っちゃうね。銀だらの煮付け、ちょー旨かった」

「わかった。じゃあシャワー浴びてくる」

シャワーを浴びながら、侑人と私っていったいどういう関係なんだろうと考える。

侑人は私の元彼で、現在はセフレ…と、認めたくはないけど、それ以外に言い方がない。

侑人とは、今の会社に入社してすぐにつき合い始め、1年半後に別れた。

実家で自営業を営んでいるお父さんが病気になり、侑人は実家に帰らなければならなくなって、私には何の相談もせずに、転勤願いを出した。

侑人は、私についてきてほしかったのだと思う。

でも、就職したばかりで仕事を辞めたくなかったし、侑人の支社に、私の職種の欠員はなかった。

遠距離になっても侑人の実家に通い、支えになれるように努力したけど、侑人は仕事と看病と家業の掛け持ちで疲れ切っていて、会っても言い争いばかりするようになって別れた。

それから2年後に侑人はしれっと元の部署に戻ってきた。

侑人のお姉さんの旦那さんがパワハラに遭って会社を辞めたので、同居して家業を継ぐことになったらしい。

ふたりとも他に相手がいるわけでもなかったので、再びお互いの家に往き来するようになるまで、それほど時間はかからなかった。

つき合っていた頃より少しだけ距離を置いているからか、喧嘩をすることもなく、でも復縁しようと確認したわけでもないので、やはりセフレということなのだろう。

浴室から出ると、侑人がパソコンで今夜観る映画を探していた。

「どうこれ?」

「これ、観たかったやつ!」

 サブスクで配信が始まったばかりの洋画だった。

「じゃあ、俺もシャワー借りるね。フライングすんなよ」

侑人は、自分の家のように、クローゼットからタオルを出し、浴室に向かった。

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