純粋無垢な私のお嬢様、どうか私の愛でただの淫らな女に堕ちてくれ。 (ページ 4)

赤い舌が、彼女が喘ぐ度にチラチラと私を誘う。腰を掴んで腕力と共に穿っていた手を離し、快感を逃そうとシーツを乱す彼女と手を絡める。

「カレン、もっとぐちゃぐちゃになって。どうか、私だけを見て」
「っんんぅ…エディッ、ぁんっ、ふぁ、ぁっぁっ」

舌を絡めながら腰を揺らすと、キスの合間に彼女の甘い声が漏れる。小さな舌を絡め取り、私の口腔内で舐め、甘噛みを、ぢゅっと音を立てて吸うと、彼女の美しい瞳から快楽の涙がこぼれる。
きゅぅきゅぅと絞めつけられ、私は競り上がる吐精感に急かされるように彼女の唇から離れる。

「は、ぁ…カレンッ」
「んぁ、ああっ、早いっ、ぁ、あっそんなに奥突いちゃ、だめぇ、ひぁっ、ぁ、待ってぇ」
「私の先っぽにカレンがたくさん吸い付いてくれて…っ、ふっ…気持ちがいい」
「っ!ぁ、ぅ…」

恥ずかしいのか、カレンの頬が薔薇色に染まる。あぁ、なんて美しい。獣のような劣情を持つ私に身体を暴かれて尚、私のお嬢様は可憐な花のようだ。

私は彼女のツンと立ち上がった乳首に触れる。野苺を摘むように優しく指先で転がすと、彼女の蜜部が私のペニスを絞めつける。

「エディ、あぁ、胸っ、ぁ、あ、一緒にしちゃだめっ、んん、それ、弱いのっ、ひぃん」
「気持ちいですか?中が良く締まる」
「ひぁ、ぁ、気持ちいい、気持ちよすぎるの、エディ、お願いよっ、許してぇ」
「どうか、そのまま…この気持ちよさに溺れてください、私のカレン」

私は彼女の乳首を両手で扱くように可愛がりながら到頭我慢しきれなくなった下腹部の疼きに急かされるまま腰を振る。揺す振られ、彼女の乳房がたゆんっと揺れる。彼女の足が自然と私の腰に絡みつき、私は口角がゆっくりと上がっていく。

「カレン、カレン…出します、貴方の中に」
「ぁあ、だめ、ダメよ、エディ、それは…ああぁ、ひぁ、ああっ、ぁーっ!!!」

私は彼女に身体を寄せ、突き刺すように腰をふる。ばちゅん、ばちゅんっと愛液と空気が混ざる酷い音を経てながら私は彼女の蜜部に私の種を撒き散らした。

ぐりぐりとしつこいくらいに腰を揺らし、最後の一滴まで絞りだす。彼女は陽時は大きな声で喘ぎ、喉を反らして私の熱を受け止めると共に絶頂し、くたりと気を失った。私は、そんなカレンを見下ろし、濡れた瞼に労うようにキスをした。

彼女は明日、家の没落に伴い娼館に売られると思い込んでいる。この先望まぬ性行為をするのなら初めては私がいいとそう言った。だが、彼女は知らないのだ。

明日、彼女の行く娼館のオーナーが私であるという事を。そして彼女は娼婦としていくのではなく、私がもらい受けたという事を。

私のものになることは夢のまた夢だと思い込んでいた愛おしいお嬢様が欲しくて、欲しくて、彼女の身分を貶めたのがこの私だという事も…純粋無垢な、私のお嬢様は何も知らない。

「貴方は、ただ、私に愛されていればいいんだ。カレン」

私の呟きに、眠る彼女はただ擽ったそうに身を捩った。

-FIN-

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