えっちなメイドでごめんなさい!ご主人様に両手を縛られて、VIPルームで弄ばれちゃう私。 (ページ 3)
黒服の人に渡された鍵束で、VIPルームの扉を開ける。
「壱弥様、こちらのお部屋にどうぞ」
「ありがと。夕凛ちゃんもおいで」
VIPルームに入る際は、メイドである私たちはご主人様の了解を経てから入室しなければいけない。その規則を知ってか知らずか、壱弥様は入り口で立ち止まる私の手をさっと引いて、部屋の中へと引き入れた。
濃密な甘い香りが鼻腔をくすぐり、下腹のあたりにわだかまる情欲がじんわりと昂ぶっていくのを感じた。そういえば研修のときに、催淫効果のあるアロマが焚かれているとかいう説明があったっけ。
「すっごい豪華な部屋。夕凛ちゃんはここに入ったことあるの?」
「いえ…壱弥様が初めて、です」
「…本当?夕凛ちゃんの初めてのご主人様になれるのは嬉しいな」
私は、一足先にベッドに腰を下ろした壱弥様の正面に座り込んだ。それは勿論、ご主人様のモノを手でしごいたり、口で咥えたりしてご奉仕するため…だったんだけど。
「ああ、大丈夫。そういうのはしなくていいんだ」
制止を受けて空をさまよっていた両手を、一回り以上大きな壱弥様の手でそっと包まれる。
「俺が夕凛ちゃんをここに誘ったのはね、夕凛ちゃんのことたっぷり苛めてあげたいと思ったからなんだよ」
「苛める、ですか…?」
「俺のこともう二度と忘れられなくなるくらい、愛してあげるからね」
…忘れていたこと、やっぱり根に持ってるじゃないですか。
呑気にそんなことを考えていたのも束の間。
いつの間にか、私の両手首がネクタイで縛り上げられてしまっていた。
*****
「っ、ぁ…壱弥、様ぁ…っ、ふ…っ」
縛られた両手首を上部に固定され、脚を広げられた状態で、私はベッドの上で仰向けに寝かされていた。身動きが取れないどころか、黒色のレース素材の目隠しで視界まで奪われてしまっている。
視界が奪われて鋭敏になった聴覚を揺らすのは、かすかな振動音とモーターの駆動音。それは、私の蜜壺が咥え込んでいるバイブから聞こえてくる音だった。
「はぁっ…ふ、ぅ…っ、あっ、ぁあっ、んっ」
一体、こうしてどれほどの時間が経ったのかは分からない。
壱弥様は、バイブに膣内をかき回され、息を乱している私を見下ろしていた。甘イキするたびに締め付けを強める私のナカから吐き出されそうになるバイブを、時折ぎゅっと奥に押し込んで、その度に背中を浮かせる私の反応を楽しんでいる。
ごりごりと回転するパールの感触が、容赦なく内壁を抉る先端の突起が、絶え間ない刺激で私を責め立てる。
「おねがい、します…っ、やぁっ…抜いて、くださ、っぁ…はぁっ…あ、っっ」
「んー?これ、抜いてほしいの?」
壱弥様は音を上げた私をいたずらっぽく笑いながらバイブをさらに押し込み、どろどろにとろけた私のナカを乱暴にかき混ぜた。
「ひっ、あ…っ、やだ…っ、ぐりぐり、するの…っ、やだ、っあ」
ただでさえ催淫効果のあるアロマで昂ぶった感覚に、強烈な刺激は毒だ。身をよじって逃げようにも、体に上手く力が入らない。
「…夕凛ちゃん、すっごい可愛い」
壱弥様の話し声にも、次第に熱っぽい吐息が混ざり出す。
「もう少しこのまま焦らしてたかったんだけどな。…俺の方が我慢できなくなっちゃった」
壱弥様は私の上に馬乗りになると、ぱんぱんに膨らんだ肉棒を私の胸の間に差し込み、ゆっくりと抽送を始めた。その限界まで高まった熱と男の人の匂いに、頭がくらくらとする。
「今から夕凛ちゃんはこれに犯されるんだよ」
その言葉に呼応して、子宮がきゅんと疼いた。収縮したナカを入れられたままのバイブに押し広げられ、無機質な動きが容赦なく気持ちいいところを擦り、あっけなく達してしまう。
けれど今度は背中が浮くことはなかった。私に馬乗りになった壱弥様に押さえつけられて、今はもう一切の身動きが許されない。
「…夕凛ちゃん?」
それはもはや無意識の、本能からくる行動だった。
私は少しだけ顔を起こし、舌を伸ばして、壱弥様の肉棒の先をちろりと舐めた。それに驚いてか抽送がゆるめられたのを感じ取り、今度は亀頭を包みこむようにキスを落とす。
―早く壱弥様のそれが欲しいです。
そんなことを言わんばかりに、私は壱弥様の肉棒に何度も吸い付いた。
「っは…やば…、そんなことしちゃうんだ」
ふいに視界を遮っていた目隠しが取り払われ、壱弥様の表情がようやっと見えるようになった。恍惚として私を見下ろしている獣のような表情に、背筋にぞくりと電流が走る。
その震えが、悦びから来るものなのか、恐怖から来るものなのかは分からない。
「夕凛ちゃんがそんな風に誘ったんだから、もう何されても文句言えないよね」
…きっと、そのどっちもだ。
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