思い続けた彼と再会してホテルへ直行…即イかされたけど彼は許してくれなくて (ページ 2)

そのとき、誰かの噂話が聞こえてきた。

「北斗、結局、あの子のことふったらしいよね」

「うそー」

「『好きな子がいるから』って、ふられたって本人にきいた」

「だからあの子、今日きてないのかぁ」

え…、好きな子って。誰…?

お開きになり三々五々と外に出る。二次会参加者を募る声が響く中、目立たない位置で息を潜めながらも、麻実は北斗を探してしまう。

と、思ったより近くにいた北斗と目が合った。ハッとした顔をした北斗が近づいてくる。

目の前に立った北斗は、高校生の時の記憶より、背が伸びて、胸板が厚くなって、スーツ姿がまぶしい。

「麻実。久しぶり」

「うん…、元気?」

次の瞬間、北斗は麻実の腕をとると、すーっとエスコートするように、自然にビル間の路地に滑り込んでしまった。驚いて声も出せないでいると、いきなりキスで唇を塞がれる。

…うそ! 何この展開?!

驚いて体をかたくしたけど、北斗の舌がやさしく麻実の下唇を撫で、さぐるように中に入ってくる。

「北斗…、なんで…」

一瞬唇が離れたすきに声がこぼれる。

「好きだった、ずっと。忘れられなかった。今日もし会えたら、絶対こうするって決めてた」

再び、柔らかくてあったかくて、ちょっと強引なキス。薄く口を開いて彼を受け入れるけれど、ヤバい、北斗…キスうますぎ…。

やさしいタッチとちょっとの荒々しさを織り交ぜながら、唇と口内をたくみに刺激され、あまりの気持ち良さに、膝から力が抜けていく。

崩れそうになった麻実の腰を、北斗は抱えるようにして抱き寄せて支え、耳元で囁いた。

「6年間待ってた…会えて良かった。…ここ、抜けよう」

目を合わせると、北斗の顔が切羽詰まっていている。麻実は北斗にしがみつきながら、うん、と頷いた。

そのまま、通りの裏にあったホテルに連れ込まれたのだ。

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