仕事帰りの彼をエプロン姿で出迎えたら、キッチンで抱かれてしまう私

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仕事帰りの彼をエプロン姿で出迎えたら、キッチンで抱かれてしまう私 (ページ 1)

「ただいまー。え、めずらし、芽衣がエプロンしてる」
「あ、おかえり柊。そう、たまにはちょっと気分を変えてエプロンしてみました」

ちょうど夕飯の支度が終わったところで、同棲している彼氏の柊が仕事から帰ってきた。
リビングに入ってきた柊に「お疲れさま」と声をかけると、ほっとしたように笑いながら「ありがとう」と言う。

今日はめずらしく私の仕事が平日のお休みだったので、いつもより気合いを入れて夕飯を作ってみた。

柊は全然料理にうるさくないし、口出しもしてこない。なんだったら休みの日は柊がご飯を作ってくれる。

だから私は結構楽をさせてもらっているのだけど、たまにはやっぱり手の込んだものを食べてもらいたいなと思う。そこで気分から変えるために、買ったままクローゼットに放置していたエプロンをつけて夕飯の支度をしていたのだ。

通勤鞄をソファに置いてキッチンの方にやってきた柊が、上から下までじっと私の姿を眺めてうんうんとうなずく。
なんだかその眺め方ちょっといやだな。
そう思って顔を少ししかめたところで柊が口を開いた。

「いいね、エプロン…! なんか新婚って感じする」
「ちょっとテンション上がってるのいやだなって思ってごめんね」
「ひどくない!?」

わざとらしくショックを受けた顔をする柊に思わず笑ってしまった。

*****

「あっ…もう、だめだってば柊…」
「ん…今日はこのまま芽衣のこと抱きたい」

抱きたい、とはっきり言われてかっと顔が熱くなる。

私は口元に手を当て、熱のこもった吐息を漏らした。耳元で柊がこく、と唾を飲み込む音が聞こえる。

キッチンで後ろから、エプロン越しに柊に胸を揉まれ、こんなところでだめだと止めなくちゃいけないとわかっているのに段々力が抜けてきてしまう。
場所が気になるだけで柊に求められること自体は全然いやじゃないから、できるだけ応えたいとも思うし、私だって柊がほしいとも思う。

「んっ…ふ、そんなにエプロン気に入ったの…?」

何がそんなに柊に刺さったのか、私にはわからない。

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