彼氏とマンネリ気味の私は痴漢に絆されて…快楽に堕ちてゆく車内えっち♡ (ページ 2)

「あはは…まさか本当に来てくれるなんて思いませんでした」
「通学…時間がちょうどいいの、この電車だから」
「まだ強がるんですね。まあそんなところも好きですよ」

胸元を触りながら囁く男の声に私も小さな声で答える。
この時間の電車は同じ大学行きの人で混みあっている。
これから起こる行為は誰にもバレない…そして。
邪魔されることもないだろう。
そう思うと胸が高鳴ってしまう。

「どきどきしてる…興奮してますね?」
「そんなこと…」
「可愛いですよ…有希さん」

男は私の胸元に手を差し込んで乳首を撫ではじめた。
期待、それから慣れた触り方にすぐに固くなってきてしまう。

「んっ…ううっ」
「気持ちいいですか?」

そう聞かれ私は小さく頷いた。
男は私の胸を触りながら乳首をつまんだり弾いたりする。

「あ、あぁ…」

思わず甘い吐息が漏れてしまう。
もう周りに人がいても関係なかった。
男が耳元でささやく。

「電車の中なのにこんなに感じちゃうなんて……変態ですね」
「…っ!」

そんな酷いことを言われると余計に感じてしまう。
男もきっとそれを分かっている。
分かったうえで言っているのだ。

「もっと……気持ちよくしてあげます」

そう言うのと同時に男はきゅっと乳首をつまんできた。
緩急のある刺激が胸から、さらに奥まで広がっていく。

「あ、ああっ!んうっ」

私はもう立っているのがやっとだった。
手すりにつかまって快感に耐える。

「胸だけでイっちゃいそうですね…」

そんな私を見て男はそうつぶやいたあと私のスカートの中に手を差し込んだ。
下着をずらして敏感な部分に触れるとそこを撫でまわす。

「うあっ、ああんっ!」

もうそれだけで我慢できなかった。
体がびくびくと震えて絶頂に達する。
それでも男の手は止まらなかった…それどころかさらに激しくなる。

「あ、ああっ!だめっ…イったばっかりなのに…」
「有希さんのイくところ、もっと見たいです」

男はそう言って私の敏感な部分を執拗に責めたてる。

「やだっ…また、ああっ!あ、あ…」
「イってください…有希さん」

男はそう言うと私の一番敏感な部分をぐりっと押しつぶしてきた。
その瞬間、目の前が真っ白になり何も考えられなくなる。

「…っ!あっ、ああ!」

私はまた絶頂を迎えた。
もう立っていられなくて男に体重を預ける形になる。
そんな私を優しく抱きしめてくれる男の腕は温かかった。

そして。私はその時初めて男の顔を見た。
黒いマスクで半分隠れた顔は目しか見えていないけれど。
それでも美形というにふさわしい見た目で。

「じっと見つめてどうしたんですか…?」
「…!いや、なんでも…」

私は男の声を必死に振り払った。
認められるわけがない。
恋心に似た感情を抱いてしまったなんて…!

「…ああ、そういうことですか」

男は目を細めてこちらに笑いかけた。
そして人差し指をひっかけるようにしてマスクを下ろす。

「僕…周防、っていいます」
「…?それはどういう…」
「また僕に会いたくなったら同じ電車に乗ってください」

待ってますよ、と言わんばかりの怪しい笑みだった。

…また、大学の最寄り駅についたというアナウンスが鳴る。
周防は私が絶頂の余韻から抜けたことを確認した。
確認してから、また先に電車から出て行ってしまった。

電車から降りる中で物思いにふける。
…また私は同じ電車に乗ってしまうのだろう、と。
さっきは「ちょうどの時間だから」って嘘をついたけど。
きっと私は最初から…。

あの男から逃れられそうにない。

-FIN-

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