有名な芸術家のヌードモデルを務めている私は、ある日のデッサンで…

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有名な芸術家のヌードモデルを務めている私は、ある日のデッサンで… (ページ 1)

「じゃあ、今日もよろしくお願いします」

「はい」

私は薄手のワンピースを脱ぎ、一糸まとわぬ姿で椅子に座った。

何度やってみても、人前で裸になるというこの瞬間は、一向に慣れる気がしない。

ヌードモデルをするようになったのは、それがまあまあ割のいいアルバイトだったからだ。

「偉い先生がモデルを探してるんだって。普通のモデルよりずっと貰えるらしいよ。美香って可愛いしスタイルいいしさ、応募してみたら?」

金欠だったというのもあって、友人に勧められるがままに応募し、運よく採用された。

画家というから渋いおじいちゃんを想像していたけれど、清一先生は思っていた以上に若く、しかも私好みの整った顔立ちだった。

そんな彼に何時間も見つめられるのは緊張したし、動かないでいるのも苦痛だった。

初めての時、何度か身じろぎして注意されたというのもあって、もう二度と彼のモデルになることはないだろう。

そう思っていたら、それからしばらくして、先生から連絡があった。

またモデルをやってほしい、って。

あれから数ヶ月。

私は、もう何度も、数え切れないくらい彼のモデルを務めている。

きっと先生は、私より私の体のことを知っているのだろう。

先生の目にじっくり見つめられていると、指一本触れられていないはずなのに、まるで体の隅々まで愛撫されているみたい。

体が火照って、目眩がする。

「…そろそろ休憩しましょうか」

「はい…」

ほっと息を吐き、立ち上がろうとした時だった。

クチュ、といやらしい音がして、私は思わず固まった。

驚いてあそこを見ると、愛液が椅子に垂れて、糸を引いている。

カーッと、顔が熱くなった。

「どうかされましたか?」

「あ、いえ!なんでもありません!」

「本当に?顔が赤いですよ。もしかして熱があるんじゃ…」

「いえ!本当に、本当に大丈夫ですから!」

こんな恥ずかしい状態、先生には絶対知られたくない。

でも、このまま立ち上がったらバレてしまうかもしれない。

休憩することもできず、ただじっと椅子に座って俯いていると、背後からシャツをかけられた。

「大丈夫ですか?あまり無理はしないでくださいね」

見上げれば、優しい先生の顔。

それを見た途端、なぜだか泣きそうになってしまった。

「美香さん?」

「先生、私…」

あそこからは、今もとめどなく愛液が溢れている。

「先生のことが、好きになってしまったかもしれません…」

そして、我ながらとんでもないことを、口走ってしまった。

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