夫が書いた鬼畜系エロ小説が原因で家庭内別居に!痴漢プレイで仲直りしてみました (ページ 3)
出来上がったスクランブルエッグを、サラダとソーセージの横に盛り付け、落し終わったコーヒーをカップに注ぐ。
「今日、久しぶりにアウトレット行かない?雅人のシャツ傷んできてるし、可愛いホーロー鍋とかも見たいし」
「シャツならまだ買わなくていいよ。買い物は昨日したし、今日は家でゆっくりしたい」
昨日買ったのは食料品だけだ。
「最近パソコンに向かってばっかりだけど、仕事?」
「いや、調べものしたりとか…」
雅人の目が泳ぐ。
「…また鬼畜っぽいこと、SNSに書くんだ?」
「え?ああ…見たの?」
「ごめん、仕事の連絡かと思って」
「いいよ。隠してないから」
「あんなもん書くほうが、私と出かけるよりいいんだ」
「人が真剣に書いてるものを、『あんなもん』とか言うんだ」
「だって犯罪じゃないの。昨日も私のこと、隣の人妻だと思ってしてたんだ」
「そんなこと思ってないし、奈緒だってすごく感じてたじゃないか」
「何よ、その開き直った言い方?買い物にはひとりで行くから、もう好きにして」
私がそう言うと、雅人は抗議するような目で私を見て、キッチンを出て行った。
*****
その日から、雅人は、私より早く家を出て、私が寝たころに帰って来るようになった。
寝るのは別室のソファーベッドで、ほとんど家庭内別居状態だった。
仕事が忙しい時期ではないし、何をしているかは雅人のSNSのアカウントを見れば一目瞭然だった。
私に知られたことで、雅人はアカウントを削除することもなく、新しい鬼畜な投稿を着々と増やし、寄せられるコメントにもまめまめしく返信をしている。
その日も定時で仕事を終え、ひとりで夕食を済ませ、雅人のSNSのアカウントを開くと、新しい投稿が表示されていた。
電車の中で痴漢をして、痴漢した女性の後をつけ、家に押し入ってレイプするという内容のものだった。
描写が緻密になっているのか、前に読んだものよりいやらしく、身体の奥がきゅんと疼いてしまう。
知らない男に、電車の中で身体を弄られ、快感に悶えるのを想像しながら、ショーツの中に指を入れ、ぬめりを掬って敏感な突起を捏ねまわす。
無理矢理犯されるのを想像しながら、指を挿入し、激しく抜き差しする。
ああっ…。
甘い痺れが脳天まで迫り上がってきて、指の動きを速める。
んんっ…。
腰がガクンと震え、きつく閉じた目の裏で快楽が弾ける。
何やってるんだろう、私。
雅人のことを責めてしまったけど、邪な欲望は私にだってある。
コメント (0)