イケメン義弟の誘惑に逆らえず、キスされてついに一線超えちゃった…
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イケメン義弟の誘惑に逆らえず、キスされてついに一線超えちゃった… (ページ 1)
今日はお母さんの再婚相手と会う日。
向こうの要望で完全個室のお洒落なホテルで待ち合わせ。
ほどなくしてドアをノックする音が聞こえた。
「はーい」
お母さんがドアを開けて連れてきた再婚相手は軽く会釈しながら私に優しく微笑んだ。
(うわ、イケオジだ)
「初めまして、莉乃ちゃんだっけ? もうすぐ息子も来ると思うが親子共々これからもよろしくね」
「あ、はい。こちらこそよろしくお願いします」
イケオジは声もイケメンだった。
お母さんがメロメロになるのも分かる気がする。
それに、お母さんの幸せそうな顔を見たらこの再婚を応援したくなった。
(息子って何歳なんだろう。イケオジなんだから息子もイケメンなのかな)
席に座ってその息子さんを待っていたら、勢いよくドアが開き息を切らしながら入ってきた帽子を被った男。
(え、誰。マスクとサングラスまでしてるし、なんか怪しい…)
「ふぅ、わりぃ遅れた」
「来たか、楓真。仕事の合間にすまないな」
「いいって、今日は大事な日だろ」
そう言いながら帽子、マスクを外し最後にサングラスを外すと…。
「え…え、え、えええええ!」
そこに立っていたのはあの有名な某アイドルで、私の推しだった。
(そんなことって…)
声にもならず立ち尽くしていると、私のそばに近寄ってきた楓真は右手を差し出し自己紹介をしてきた。
「初めまして、息子の楓真です。よろしく、莉乃義姉さん」
ニコっと微笑むアイドルと交わした握手は忘れられないものになった。
*****
あの日から数カ月がたち、私達4人は一緒に暮らすようになっていた。
私の部屋には楓真のポスターが貼ってあるので、バレないようにと気を付けていたけど、さすが人気のアイドルだけあって忙しいのか、ほとんど会うことはなかった。
(まぁ、それはそれでなんか残念とか思っちゃうんだけど)
今日は両親が新婚旅行に行っていた。
といっても2人とも再婚同士なので、国内旅行で2泊3日のプチ旅行だ。
久々の一人時間でゆっくりとお風呂に入り、リビングでテレビを見ながら寛いでいる時だった。
「ただいまー」
「え?」
玄関がバタンと閉まり入ってきたのは楓真だった。
「え? あれ? お仕事終わり?」
「あぁ。ここ最近仕事だらけだったから休みくれた」
「へぇ、良かったね。ゆっくり休みなよ」
私はなんとか普通の姉らしい態度をとりながらも内心はハラハラ。
(ヤバい、カッコよすぎて見てられない。部屋行こうかな)
最初は喜んでいた推しとの生活も、自分の推しがバレやしないかとビクビクしながら生活するのは割と難しかった。
「じゃ私先に寝るね、おやすみ」
「待って、義姉さん」
「ん?」
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